今年度行事 支部活動 学会誌『美術史』 国際交流 研究助成情報 講演録
全国大会 委員会報告 『美術史』論文賞 後援・協賛 要望書・意見表明一覧 

学会誌『美術史』 過去の号の目次一覧
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121号 1987年1月刊

〔図版〕

T 海北友松筆 山水図屏風(六曲一双)左隻 米国 セントルイス美術館蔵
U 海北友松筆 山水図屏風(六曲一双)右隻 米国 セントルイス美術館蔵

〔本文〕

《アヴィニヨンのピエタ》再考――制作者と寄進者をめぐって――/西野嘉章
テル・ブルッヘンとカラヴァジスム/小林頼子
「白描伊勢物語絵巻」とその系譜的位置/池田忍
山形宝積院十一面観音像をめぐって/長岡龍作

〔作品紹介〕

海北友松筆「山水図屏風」/河合正朝

第三十九回全国大会記事
第三十九回全国大会研究発表要旨
昭和六十一年度常任委員・委嘱委員・事務分担一覧
122号 1987年3月刊

〔図版〕

石田正継像(部分) 京都 寿聖院蔵

〔本文〕

ルーベンスの芸術における借用と創造/高橋裕子
シャセリオーからギュスターヴ・モローへ/石崎勝基
筑前善導寺の地蔵菩薩図/鄭于澤
土佐派肖像画試論――玄二、久翌をめぐる諸問題――岩間香
蕪村の「峨嵋露頂図」について/林進

昭和六十一年度学会活動報告
123号 1988年1月刊

〔図版〕

木造大威徳明王像 醍醐寺(五大堂)蔵

〔本文〕

御物海北友松筆網干図屏風――瀟湘八景からの独立とその時代性――/久松由美子
小袖の形態変化についての一考察/丸山伸彦
中世陶器における刻画文の系譜とその特質/荒川正明
北イタリア絵画における「死せるキリスト」図の展開――ドナテルロとスキアヴォーネ――/塚本博
D・G・ロセッティの《ベアタ・ベアトリクス》について/谷田博幸

〔作品紹介〕

醍醐寺 木造大威徳明王像/副島弘道

第四十回全国大会記事
第四十回全国大会研究発表要旨
昭和六十二年度常任委員・委嘱委員・事務分担一覧
124号 1988年4月刊

〔図版〕

歌仙絵藤原輿風図 福岡 宗像大社蔵

〔本文〕

三点のビザンティン象牙トリプティックのプログラム/浅野和生
ルーベンス作「キリストの笞打ち」をめぐって/中村俊春
相称・均衡・ピクチャレスク――ダウニングから駒杵勤治まで――/藤田治彦
正木美術館蔵無涯亮倪ら三僧題詩の山水図について/太田孝彦

雲谷等顔の作風展開について/山本英男
宗像大社の「州信」印三十六歌仙図扁額/黒田泰三

昭和六十二年度学会活動報告
125号 1989年3月刊

〔図版〕

雪中傘持美人図 勝川春章筆 出光美術館蔵

〔本文〕

シャルトル大聖堂「王の扉口」装飾小円柱/木俣元一
マックス・エルンスト コラージュの「発見」について/速見豊
水月観音図の成立に関する一考察/山本陽子
聖通寺千手観音立像について/安藤佳香
勝川春章の肉筆美人画について/内藤正人
高取焼茶入編年試論――出土陶片を中心に――/尾崎直人

第四十一回全国大会記事
第四十一回全国大会研究発表要旨
昭和六十三年度常任委員・委嘱委員・事務分担一覧
126号 1989年3月刊

〔図版〕

T 迎接曼荼羅(部分・赤外線写真) 清涼寺蔵
U 『福音書記者ヨハネの昇天』 ポッピ グィディ家礼拝堂

〔本文〕

清涼寺蔵迎接曼荼羅と上品上生往生願/吉村稔子
酒井抱一の画風展開とその特色/大野智子
イベリア系聖画国内遺品に見る地方様式/神吉敬三
ポッピのグィディ家礼拝堂壁画――タッデオ・ガッティへの帰属の試み――/石原宏
《ポクロフ》イコンに関する一考察/富田知佐子
ミケランジェロの作品における「立方石」の意味――ルネサンス神秘思想との関連について――/若桑みどり
127号 1990年2月刊

〔図版〕

詩画軸「山水図」(雪嶺永瑾等五僧題詩) 岡山県立美術館蔵

〔本文〕

ドナテッロの聖アントニオ聖堂主祭壇立像配置再考/芳野明
ルーカ・デラ・ロッピア作「カントリーア」(フィレンツェ・ドゥオモ美術館蔵)意味解釈の試み/遠山公一
東大寺本善財童子絵巻の形成/小林達朗
二河白道図試論――その教理的背景と図様構成の問題――/加須屋誠
鈴木春信の図柄借用――見立の趣向としての再評価――/田辺昌子

〔作品紹介〕

詩画軸「山水図」(雪嶺永瑾等五僧題詩)岡山県立美術館蔵/川延安直

第四十二回全国大会記事
第四十二回全国大会研究発表要旨
平成元年度常任委員・委嘱委員・事務分担一覧
128号 1990年3月刊

〔図版〕

「唐美人図」襖 光隆寺

〔本文〕

同聚院(旧法性寺五大堂)不動明王像の造立とその意義/山岸公基
中国絵画史における版画の意義――『顧氏画譜』(一六〇三年刊)にみる歴代名画複製をめぐって――/小林宏光
狩野孝信の作風について/小嵜善通
狩野山雪筆「雪汀水禽図屏風」について/内山かおる
小田野直武写生帖の意味――江戸時代「写生」の認識と同時代博物図譜――/今橋理子
ピエロ・デッラ・フランチェスカの『聖十字架伝』をめぐる
諸問題/池上公平
美術における共同制作――P・P・リューベンスの場合/勝國興

平成元年度学会活動報告
129号 1991年2月刊

〔図版〕

沢千鳥蒔絵螺鈿小唐櫃 蓋表部分 高野山金剛峯寺蔵
サルバトール・ダリ 幻想的風景――暁・英雄的昼・夕暮 横浜美術館蔵

〔本文〕

法隆寺金堂釈迦三尊像と薬師如来像の光背意匠について/鈴木潔
平安時代における蒔絵表現の特質とその展開/小松大秀
宝山寺蔵弥勒菩薩画像について/吉田典代
大仙院方丈室中山水図襖絵について/亀井若菜
崋山の作画と思想『千山万水図』をめぐって/日比野秀男
十五世紀後半のフィレンツェ絵画に果たしたロヒール作『哀悼』(ウフィツィ美術館蔵)の役割/北澤洋子
レオナルドの『人体権衡図』の研究――その「円」と「正方形」について――/向川惣一
ダリ作『幻想的風景――暁・英雄的昼・夕暮』――フリーメーソンの参入儀礼の象徴図としての解釈――/新関公子

第四十三回全国大会記事
第四十三回全国大会研究発表要旨
平成二年度常任委員・委嘱委員・事務分担一覧
『美術史』投稿規定
130号 1991年3月刊

〔図版〕

T a カリーラとディムナ Ms.arabe 3456.fol.48 パリ国立図書館
  b イチジクの実を食べる狼の両親 Ms.397.fol.5v ピエポント・モーガン図書館
U 金銅五鈷四天王鈴 弥谷寺蔵
V 木造千手観音立像 醍醐寺蔵

〔本文〕

私的で公的な肖像画――ニコラス・ヒリヤードの細密肖像画の一側面/潮江宏三
グルーズ作『小鳥の死を嘆く少女』にみる〈叙述〉の手法の考察/伊藤已令
「カリーラとディムナ」写本挿絵の形成と伝播――東西美術における動物寓話図像研究序/小林一枝
陳白沙の茅筆詩巻/福本雅一
醍醐寺木造千手観音立像の造立について/副島弘道
「春日権現験記絵巻」研究/加藤悦子
落款印章照合分析方法による美術史研究発展の可能性/佐々木丞平

〔資料紹介〕

尊像を鋳出する金剛鈴の諸特徴――四天王鈴と梵釈四天王鈴――/関根俊一

平成二年度学会活動報告
131号 1992年2月刊

〔図版〕

高橋由一筆 甲冑図 靖国神社蔵
Vatican, Belvedereの石棺 Vatican美術館蔵

〔本文〕

止利式仏像の服制についての一考察――結紐と裳懸座――/村田靖子
敦煌壁画における北周・隋代の山岳表現――説話表現との関連をめぐって――/小島登茂子
甲冑図考――高橋由一の新出作品をめぐって――/木下直之
藤島武二の風景画への展開――「装飾画」を軸にして――/林洋子
港湾風景を表したVatican, Belvedereの石棺の図像解釈/駐c康一
時●書における聖母子像の諸相――パリ国立図書館ラテン語一一六一番写本を中心に――/駒田亜紀子
荒野の隠修士図(テーベ)の考察――レッチェートのアウグスティヌス隠修士会修道院回廊壁画を中心に――/正富りか

第四十四回全国大会記事
第四十四回全国大会研究発表要旨
平成三年度常任委員・委嘱委員・事務分担一覧
『美術史』投稿規定
132号 1992年4月刊

〔図版〕

T シャーズX 一九八三年 フランク・ステラ作 株式会社福武書店蔵
U 厳島図襖絵 京都・光明寺蔵
V マナシャ 取税人とパリサイ人 一四一八/一九年

〔本文〕

ビザンティン末期のセルビア壁画におけるキリストの譬話の絵画化について/鐸木道剛
「シャルル五世のフランス大年代記」のカルトン――写本の制作過程との関連について――/黒岩三恵
フランク・ステラと近代主義的伝統――「シャーズX」とめぐって――/尾崎信一郎
醍醐寺如意輪観音像考/津田徹英
足利長尾氏と初期狩野派――狩野派の出自をめぐって――/
上野憲示
延享二年のパースペクティヴ――奥村政信画「大浮絵」をめぐって――/岸文和
日本近代風景画――岡田三郎助の場合――/松本誠一

〔資料紹介〕

光明寺蔵 旧内裏障壁画/田島達也

平成三年度学会活動報告
133号 1993年2月刊

〔図版〕

T 釈迦三尊図 雲渓永怡筆 三幅 東光寺蔵
U 浅間山真景図屏風稿本 第三段階 亜欧堂田善筆
V 浅間山真景図屏風稿本 第四段階 亜欧堂田善筆

〔本文〕

神聖ローマ皇帝マクシミリアン一世の『凱旋門』における
「エジプト象形文字の神秘」の図像学的解釈/佐藤直樹
ギュスターヴ・モローの《出現》に就いて/喜多崎親
一八九〇年代のモネの連作における光――モティーフと構図の検討をとおして――/六人部昭典
インドにおける変化観音の成立と展開――いわゆる四臂観音の解釈を中心にして――/田中公明
光明寺蔵「四十九化仏阿弥陀聖衆来迎図」について/石田淳
雲渓永怡――天文年間における周防の雪舟流――/福島恒徳
亜欧堂田善筆「浅間山真景図屏風」の成立過程/金子信久

第四十五回全国大会記事
第四十五回全国大会研究発表要旨
平成四年度常任委員・委嘱委員・事務分担一覧
『美術史』投稿規定
134号 1993年3月刊

〔図版〕

聖徳太子絵伝絵巻 富士山部分 上宮寺蔵
「狩をするディアナ」 ローマ、ヴィア・リヴェンツァ地下室

〔本文〕

唐宋絵画における夕・夜景表現――その素材との関わりについて――/板倉聖哲
平安時代の富士図について/成瀬不二雄
東寺伝聖僧文殊像をめぐって/奥健夫
池大雅筆「浅間山真景図」について/小林優子
浅井忠と漆工芸――蒔絵師杉林古香との共同制作を中心に――/クリストフ・マルケ
アウレリウス家の墓所――墓室2壁画サイクルを中心に――/宮坂●
マイスターE・Sの《形象アルファベット》の愚者について――十五世紀における版画芸術と写本芸術との関連――/保井亜弓
ヴェネツィア、サン・マルコ同信会館大集会室の装飾プログラム/越川倫明

〔口絵解説〕

「狩をするディアナ」 ローマ、ヴィア・リヴェンツァ地下室/宮坂朋

平成四年度学会活動報告
『美術史』投稿規定
135号 1994年2月刊

〔図版〕

T サンクト・ペテルブルク風景画プラーク
U 蒔絵英蘭海戦図プラーク 神戸市立博物館蔵
V 寒塘曝亀図(蟲魚帖)渡辺崋山筆

〔本文〕

《「アルノルフィーニ」夫妻像》について――その造形的源泉に関する考察――/蜷川順子
阿弥陀二十五菩薩来迎図の成立/伊藤信二
北野天神縁起承久本第九巻白描下絵に関する研究――須賀実穂
高山寺における義湘絵の制作と恵日坊成忍――唐本羅漢画の摂取とその意味――/昼間範子
土佐派の犬追物図屏風について/安田篤生
社寺奉納洋風風景図における司馬江漢の制作意図/塚原晃
小さき虫たちの闘い――渡辺崋山筆蟲魚帖をめぐって――/日比野秀男
江戸時代後期の長崎製輸出漆器について/岡泰正

第四十六回全国大会記事
第四十六回全国大会研究発表要旨
平成五年度常任委員・委嘱委員・事務分担一覧
『美術史』投稿規定
136号 1994年3月刊

〔図版〕

富士山図 静岡県立美術館蔵

〔本文〕

野水について/緒方知美
探幽筆富士山図における学習と工夫/山下善也
鈴木其一考――伝記及び造形上の諸問題――/横山九実子
ミケランジェロ作《最後の審判》の主題と地獄について/中江彬

〔シンポジウム〕

日本美術のジェンダー/千野香織

〔シンポジウム〕

「硬派」の画家の女性観――ジャック=ルイ・ダヴィットと女性――/鈴木杜幾子

〔シンポジウム〕

美術史学会例会 フェミニズム美術史(第二回)報告に代えて『フェミニズム美術史の新地平』/若桑みどり

〔資料紹介〕

ベルリンの「日本未来派」/五十殿利治

〔口絵解説〕

狩野探幽筆「富士山図」 静岡県立美術館/山下善也

平成五年度学会活動報告
『美術史』投稿規定
137号 1995年3月刊

〔図版〕

1 大日如来画像 根津美術館蔵
2 山水図襖 谷文晁筆 佐賀県立博物館蔵

〔本文〕

イーオー――儀礼・神話・造形/羽田康一
ビザンティン美術におけるイコンとナラティヴ――山下りん
作イコン『復活』とストゥデニツァの『冥府降下』――/鐸木道剛
南インドヒンドゥー彫刻における理想的プロポーション――統計的手法による一考察――/小倉泰
騎象普賢と騎獅文殊の図像――中国における成立過程――/小島彩
根津美術館所蔵 大日如来画像――十二世紀台密の一遺例――/白原由起子
酒飯論絵巻と狩野元信/並木誠士
狩野探幽の水墨画におけるふたつのヴィジョン/鬼原俊枝
古賀春江の超現実主義絵画と同時代のイメージ/速水豊

〔資料紹介〕

化政期における谷文晁の景観表現/福井尚寿

〔シンポジウム報告〕

宗教説話と美術/高橋裕子

第四十七回全国大会記事
第四十七回全国大会研究発表要旨
平成六年度常任委員・委嘱委員・事務分担一覧
『美術史』投稿規定
138号 1995年3月刊

〔本文〕

近代陶芸における装飾意匠の改革――板谷波山の作陶を中心にして――/荒川正明
アンドレア・ポッツォの遠近作図法――その特質と意義――/池上英洋
プッサン作《マナの収集》について/栗田秀法
ファンタン=ラトゥールの《ドラクロワ礼賛》再考/三浦篤

〔シンポジウム〕

十五年戦争と「大構図」の成立/河田明久

〔シンポジウム〕

凱旋門考――日清戦争をめぐる戦勝イメージの動員――/木下直之

〔シンポジウム〕

「平治物語絵巻」に見る理想の武士像/池田忍

〔シンポジウム〕

十五年戦争下の女性像/若桑みどり

〔シンポジウム〕

「戦争と美術」――概要および討議報告――/丹尾安典・千野香織

平成六年度学会活動報告
『美術史』投稿規定
139号 1996年2月刊

〔本文〕

梅に鴉図筆者論/影山純夫
宗達派「伊勢物語絵色紙」の考察/金貞我
黒田清輝の岡倉天心像――《智感情》の主題と成立をめぐって――/高階絵里加
韓国・統一新羅時代後期の石造毘盧遮那仏坐像について――洛東江中・上流地域(慶尚北道地方)を中心に――/朴享國
小南海石窟中窟の三仏造像と九品往生図浮彫に関する一考察/勝木言一郎
〈純潔の勝利〉としての〈ウェスタの凱旋〉――スキファノ
イア宮殿十二ヵ月の間「十二月」上段の図像解釈/京谷啓徳
デューラー作『ローゼンクランツフェスト』上の繩をめぐって――第二次イタリア滞在についての一試論/秋山聰

『美術史』投稿規定及び細目
140号 1996年3月刊

〔本文〕

サン・ホアン・デ・ラ・ペーニャ・マスターとその周辺――
ウエスカ、サン・ペドロ・エル・ビエーホ教会回廊柱頭について/浅野ひとみ
ルーベンス作「高徳の英雄」と「酔っぱらったヘラクレス」をめぐって/中村俊春
カンディンスキー作《白い縁取りのある絵》――その構成をめぐる問題について――/長屋光枝
高山寺蔵「明恵上人樹上坐禅像」考――主にその構図法における宋画との関係について――伊藤大輔
春日権現験記絵に見る「神の顔を描くことをはばかる表現」について/山本陽子
白馬会と歴史主題の絵画――藤島武二《天平の面影》をめぐって――/植野健造

〔シンポジウム報告〕


写実の「実」とは何か/辻成史

第四十八回全国大会記事
平成七年度学会活動報告
第四十八回全国大会研究発表要旨
平成七年度支部例会等研究発表要旨
平成七年度常任委員・委嘱委員・事務分担一覧
『美術史』投稿規定
編集後記
141号 1996年10月刊

〔本文〕

東京国立博物館保管孔雀明王画像試論――図像の継承と変容――/吉村稔子
広島・浄土寺に伝わる涅槃変相図の再検討――周縁区画の場面を中心に――/渡辺里志
ケルン東洋美術館所蔵「大織冠絵」の受容美学的考察/メラニー・トレーデ
月岡芳年歴史画考/菅原真弓
『パスクイーノ群像』――制作年代と意味解釈/仙石京子
アントーニオ・ロンバルドの古代受容/石井元章

『美術史』投稿規定及び細目
142号 1997年3月刊

〔本文〕

敦煌莫高窟第二八五窟西壁 内容解釈試論/佐々木律子
「長香寺本観無量寿経十六観変相図」について――宋代浄土教絵画の受容と展開――/山川暁
肥後・寒巌義尹の造像活動について/有木芳隆
元秀筆織田信長像の着衣の解釈/河原由紀子
明治の蒔絵額――柴田是真と時代の流れ――長谷川有子
小林古径作《異端》に関する一考察――古典修学の様相と主題解釈を中心に――/神林宏一

〔シンポジウム報告〕

「美術館・博物館は、今・・・」/越宏一

第四十五回全国大会記事
平成八年学会活動報告
第四十九回全国大会研究発表要旨
平成八年支部例会等研究発表要旨
平成八年度常任委員・委嘱委員・事務分担一覧
『美術史』投稿規定及び細目
編集後記
143号 1997年10月刊

〔本文〕

「隆房卿艶詞絵巻」における物語の絵画化および作品の特質/細井眞子
西湖の花と鳥――京博本伝雪舟筆四季花鳥図屏風について――/野口剛
土佐光起の「色」と「墨」――須磨明石図屏風を中心に――/馬渕美帆
運筆手本の研究、京都市立芸術大学所蔵資料を中心に/廣田孝

〔シンポジウム報告〕

「美術史における奈良・京都、京都・東京(江戸)」/榊原吉郎・岩間香

第五十回全国大会記事
第五十回全国大会研究発表要旨
平成九年度常任委員・委嘱委員・事務分担一覧
『美術史』投稿規定・編集規定及び執筆細目
編集後記
144号 1998年3月刊

〔本文〕

聚光院方丈襖絵成立についての一考察/渡邊雄二
山本芳翠の沖縄訪問に関する試論/高階絵里加
プラート大聖堂主要礼拝堂のプログラム――「聖母被昇天と聖帯の授与」を軸とする新解釈――/金原由紀子
ミケランジェロによるサン・ピエトロ大聖堂の『ピエタ』の眠りと死について/塚本博
「だが君、それをどう我々の意味にあてはめるつもりかね」――ヴァザーリのヴェッキオ宮神話画装飾と『議論集』――/岡田温司
ポール・ゴーガン作《ヴァイルマティ》について/久馨
与えられたとせよ(1)芸術作品(2)マルセル・デュシャン/平芳幸浩

平成九年学会活動報告
平成九年支部例会等研究発表要旨
『美術史』投稿規定・編集規定及び執筆細目
編集後記
145号 1998年10月刊

〔本文〕

物数寄の肖像画 佐久間将監像――江戸時代初期の文化人交
流のなかで/門脇むつみ
広重に見る江戸名所絵の定型/大久保純一
明治初期貨幣の図像をめぐる諸問題/増野恵子
難波田龍起・松本竣介・靉光の油彩技法について/小林俊介
ツィンマーマン・コレクションの「ヴァジュラーヴァリー四
曼荼羅」――チベットにおけるマンダラ伝承の一事例/森雅秀
アンティオキアのブーレウテリオン――文献資料からの復元とその歴史的意義――/芳賀満
ローマのサン・クリソーゴノ聖堂壁画――壁画装飾システムにおけるイコン画面の発展について――/加藤磨珠枝
ペルシー・レ・フォルジュの扉口とクリュニー周歩廊柱頭彫刻の年代について――/ダーリング常田益代
絵画の語り、聖劇の語り――ロレンツォ・ロット作スアルディ家礼拝堂フレスコ画装飾をめぐって――/水野千依
初期デューラーとネーデルラント美術――ヘールトヘン・
トート・シント・ヤンスの影響をめぐって――/青山愛香
神戸市立博物館所蔵《聖フランシスコ・ザビエル像》についての一考察――西洋の図像伝統から見た視点――/木村三郎

〔シンポジウム報告〕

「美術史からマンガを考える」/丹尾安典

第五十一回全国大会記事
第五十一回全国大会研究発表要旨
平成十年度常任委員・委嘱委員・事務分担一覧
『美術史』投稿規定・編集規定及び執筆細目
編集後記
146号 1999年3月刊

〔本文〕

行事絵・名所絵としての最勝光院御所障子絵――法金剛院とのかかわり――/藤原重雄
弘安本北野天神縁起絵巻再考――系統諸本の考察から――/須賀みほ
江戸名所図の誕生――細見美術館本「江戸名所遊楽図屏風」を中心に――/岡野智子
元禄期における定家詠月次花鳥歌絵についての考察――光起本、探幽本、具慶本を中心とした比較――/下原美保
日本美術は純正美術か応用美術か 第二回ヴェネツィア・ビエンナーレにおける日本美術/石井元章
所謂「伯牙弾琴鏡」の型式分類と図様解釈/植松勇介
シモーネ・マルティーニの工房とその周辺/松原知生
アルブレヒト・デューラー作《パニャカヴァッロの聖母》に関する一考察/平川佳世
フェデリコ・バロッチ作《マドンナ・デル・ポポロ》の図像解釈――カプチーノ会士マッティア・ダ・サローの著作に基づいて――/甲斐教行
エルトマン・フンメル作「素描芸術の発見」――ベルリン画壇での遠近法の役割をめぐる一考察――/尾関幸

平成十年学会活動報告
平成十年支部例会等研究発表要旨
『美術史』投稿規定・編集規定及び執筆細目
編集後記
147号 1999年11月刊

〔本文〕

神護寺五大虚空蔵菩薩挫像の図像について/佐々木守俊
興福寺四天王像の再検討――その肉身を手掛かりとして――/瀬谷貴之
十徳の変遷――中世を中心に――/澤田和人
高橋草坪の山水画の学習と展開/古賀道夫
中国南北朝時代における植物雲気文について/酒井敦子
フィデンツァ大聖堂のアンテーラミ/児嶋由枝
パオロ・ファルコニエーリと一六八一年のピッティ宮改修計
画案――金山弘昌
モンドリアンの抽象絵画の変貌をめぐる一試論――理論と制作との関連から――/福士理

〔資料紹介〕

ベルリンにおける日本古美術展覧会/安松みゆき

第五十二回全国大会記事
第五十二回全国大会研究発表要旨
国立博物館・美術館・文化財研究所の独立行政法人化について
平成十一年度常任委員・委嘱委員・事務分担一覧
『美術史』投稿規定・編集規定及び執筆細目
編集後記
148号 2000年3月刊

〔本文〕

狩野秀頼筆〈高雄観楓図〉について/馬渕美帆
上杉神社所蔵「雪持柳模様胴服」の制作時期と着用者をめぐる一考察/森理恵
王蒙筆「具区林屋図」試論/福岡さち子
パロミーノのベラスケス伝――古代彫刻蒐集に関する記述をめぐって/久々湊直子
ルノワールの一八八三年の個展/賀川恭子

平成十一年学会活動報告
平成十一年支部例会等研究発表要旨
『美術史』投稿規定・編集規定及び執筆細目
編集後記
149号 2000年10月刊

〔本文〕

「源氏物語絵巻」の情景選択に関する一考察――早蕨・宿木・東屋段をめぐって――/稲本万里子
東京国立博物館普賢菩薩絵像の図像と表現/増記隆介
歓喜光寺本「一遍聖絵」の絵画表現について――御影堂本との比較から――/仙●義之
政庁装飾画としてのシモーネ・マルティーニ作《マエスタ》――「マエスタ」としての幼児キリストを中心とした一考察/出佳奈子
犠牲の血――カラヴァッジオ《洗礼者ヨハネの斬首》の図像解釈――/宮下規久朗
クアラントーレ祝祭装置の分析――対抗宗教改革期ローマのイエズス会付属信徒会主催祝祭――/新保淳乃
ヴァトーの「画中彫刻」表現についての一考察/杉山奈生子
ゴーギャンと一九世紀の彫刻家たち――/一九世紀後半に於ける彫刻の諸問題――/廣田治子

第五十三回全国大会記事
第五十三回全国大会研究発表要旨
平成十二年度常任委員・委嘱委員・事務分担一覧
『美術史』投稿規定・編集規定及び執筆細目
編集後記
150号 2001年3月刊

〔本文〕

狩野定信筆「武家邸内図屏風」について/泉万里
菱川師宣の職人尽絵模本成立について――大英博本「職人尽図巻」と模本「職人盡倭畫」をめぐって/内田欽三
北野恒富の画風形成に関する一考察――明治末期の作品を中心に――/川西由里
テル・ブリュッヘン作《笑うデモクリトスと泣くヘラクレイトス》――世界球・地球儀・天球儀の表現をめぐって――/深谷訓子
創造主礼賛図としてのジローナの『天地創造の刺繍布』/金沢百枝

〔シンポジウム報告〕

ルネサンスのイタリアにおける子どもの視覚体験/岡田温司
江戸市民の絵画環境と浮世絵版画/浅野秀剛
小さな観客――日本近代美術の実例から/水沢勉
ロンドン万博(一八六二年)における日本美術への反応について/渡辺俊夫
ポンピドゥー・センターの来館者研究と都市展の観衆――/岡部あおみ
美術展覧会と観衆――話題提供と総合討議の報告――/五十殿利治・木下直之

〔展覧会評〕

『役行者と修験道の世界』展について/田辺三郎助

〔書評〕

「田中恭吉展」カタログ/田中淳

〔書評〕

伊藤史朗著『平安時代彫刻史の研究』/根立研介

平成十二年学会活動報告
平成十二年支部例会研究発表要旨
『美術史』投稿規定・編集規定及び執筆細目
編集後記
第150冊記念別冊 2001年3月刊

目次
『美術史第一五〇冊記念別冊』刊行に寄せて/小川裕充

会員特別寄稿「想い出の記」
座談会 美術史学会の半世紀をふり返って
美術史学会の歩み(略年表)
執筆者別索引
欧文分類目録
研究発表・講演等一覧
分類目録
逐号目録
151号 2001年10月刊

〔本文〕

東京国立博物館蔵「日月山水図屏風」右隻の画題についての
再検討/矢野明子
歌麿美人画と京伝『客衆肝照子』/安井雅恵
土田麥僊 初期の作品について/上田文
慶州昌林寺址三層石塔の八部衆像について/水野さや
ヴェズレーのラ・マドレーヌ修道院聖堂ナルテックスの扉口
彫刻――中央大扉口の図像プログラムと『使徒行伝』――/
中西麻澄
ナポリ、サンタ・マリア・ドンナレジーナ聖堂の建築と絵画
/谷古宇尚
ローヒル・ファン・デル・ヴェイデン作《ブラデリン祭壇画
》に描かれた二つの「穴」について/木川弘美
ティツィアーノ作《エウロペの掠奪》の意味および形態の源
泉/細野喜代
ジョゼッペ・アルチンボルドの「合成肖像」に関する試論

― 《四季》,《四大》及び《ウェルトゥムヌスとしてのルドルフ二世》にお ける身体と王権の象徴 ―/小川浩史
ニコラ・プッサン作《二人のニンフと蛇のいる風景》の作品解釈 ― ニュンファエウムと霊感の泉 ―/望月典子
フェルナン・クノップフのジャポニスム/高木陽子

第五十四回全国大会記事
第五十四回全国大会研究発表要旨
平成十三年度常任委員・委嘱委員・事務分担一覧
『美術史』投稿規定・編集規定・及び執筆細目
編集後記
152号 2002年3月刊

〔本文〕

カシャークの「絵画建築」宣言の構成的絵画について/井口壽乃
平安時代中期における光背意匠の転換
 ―平等院鳳凰堂阿弥陀如来像における雲文の成立を中心に―/皿井舞
江戸時代火事絵巻研究―表現の手法と目的―/植野かおり
フランソワ・ジェラール作《プシュケとアモル》(ルーブル美術館蔵)について
 ―ラ・フォンテーヌの物語のための挿絵と文学的着想源―/安室可奈子
「一遍聖絵」の制作背景に関する一考察/水野僚子
レオナルドのパラゴーネにおける「神聖比例」の解釈について/向川惣一

平成十三年度学会活動報告
平成十三年度支部例会等研究発表要旨
『美術史』投稿規定・編集規定及び執筆細目
編集後記
153号 2002年10月刊

[本文]

恋する魔女―パルミジャニーノによるキルケー素描の図像解釈/足達薫
アジャンター石窟における守門像について
 ―第十九窟ファサードの守門ヤクシュ像を中心に―/永田郁
『サン・パオロの聖書』扉絵の装飾プログラムについて/鼓みどり
土津神社蔵 会津藩松平家初代藩主「保科正之画像」について/川延安直
バーナード・リーチ作品試論
 《鉄絵魚文壷 Vase “Leaping Salmon”》について/鈴木禎宏
北尾重政画『誹諧名知折』について
 ―上方絵本からの花鳥画学習を中心に―/日野原健司
池大雅筆「餘杭幽勝図屏風」―景観表現の意味および形態の源泉―出光佐千子
陵王面の形式変遷―鎌倉時代新様式の成立を中心に―村山閑
「女流美術家奉公隊」と《大東亜戦皇国婦女皆働之図》について/吉良智子
明治期の古美術写真―畿内宝物取調を中心に―/村角紀子

平成十四年度学会活動報告
平成十四年度支部例会等研究発表要旨
『美術史』投稿規定・編集規定及び執筆細目
編集後記
154号 2003年3月刊

[本文]

北朝時代における葬具の図像と機能
 ―石棺床囲屏の墓主肖像と孝子伝図を例として/林聖智
伝直江兼統所用の胴服に関して
 ―緞子の文様と織技を中心に―/吉田雅子
カッパドキア岩窟修道院聖堂
 ―アーチ・アルト・キリセシの装飾プログラム/高晟
京都国立博物館蔵「祇園祭礼図屏風」の史的位置/八反裕太郎
紀元前四世紀のギリシアの彫刻家たちの同時代的評価
 ―レオカレス、スコパス、ティモテオス、プリュアクシス―/芳賀京子
政府注文と画家
 ―オディロン・ルドンによるゴブラン織り下絵制作について―/山上紀子
ジュリオ・ロマーノ作パラッツォ・デル・テの「鷲の間」に関する一試論
 ―政治メディアとしてのフェデリーコ・ゴンザーガ二世の寝室―/望月由美子
「漫画」概念の重層化過程―近世から近代における―/宮本大人

平成十四年度学会活動報告
平成十四年度支部例会等研究発表要旨
『美術史』投稿規定・編集規定及び執筆細目
編集後記
155号 2002年10月刊

[本文]
叙事と叙情
 −カンディンスキー作品(研究)の二つの側面−/有川治男
室町殿絵巻コレクションの形成/高岸輝
正倉院金銀花盤と唐代金花大銀盤/秋山進午
蕪村筆「鳶・鵜図」をめぐって
 −蕉風復興運動と南蘋画風/安永拓世
日本画の戦争画と古典絵画論
 −「戦争美術展覧会」(一九三八年)を中心に−/長嶋圭哉
ヴェロッキオ、クレディ作「ピストイア祭壇画」の問題
 −フランドル絵画との造形的、機能的関係について−/江藤匠
工部美術学校設立事情考/河上眞理
メルボルンのヴィクトリア国立美術館蔵《キリストの奇蹟の祭壇画》
 −図像解釈と制作年代−/平岡洋子
宝相華迦陵頻伽蒔絵冊子箱の文様について/栗田美由紀
市場のための紙上美術館
 −レオン・ゴシェと複製エッチング集『メトロポリタン美術館』(一八七一年)−/陳岡めぐみ
月岡雪鼎試論
 −古典をめぐる絵画制作の再検討−/山本ゆかり
二○世紀初期フランスのポスターをめぐる広告業と現代芸術家連盟/吉田紀子
池大雅筆「洞庭赤壁図巻」の表現と賞翫の場/吉田恵理
ジャン=オノレ・フラゴナール作《閂》の再検討
 −絵画ジャンルの視点から−/吉田朋子
『ヒュプネロトマキア』における言葉とイメージ
−「オベリスクの神殿」部分を中心に−/前木由紀

第五十六回全国大会記事
第五十六回全国大会研究発表要旨
平成十五年度常任委員・委嘱委員・事務分担一覧
『美術史』投稿規定及び執筆細目
編集後記
156号 2004年3月刊

[本文]
聖衆来迎寺所蔵「六道絵」の修復と移動/井上聡美
雁金屋関連資料における小袖の「筋」文様について/花房美紀
森蘭斎について――支持者とのかかわりを中心に――/伊藤紫織
興福寺南円堂法相六祖像の坐勢について――その意義と創建当初像との関係――/小野佳代
ジェームス・マックニール・ホイスラーと日本/小野文子
一九二○〜三○年代の日本画の基底材について――製紙家 中田鹿次と岩野平三郎を中心に――/松尾敦子
中国山水画受容の一様相――池大雅筆「白雲紅樹図」をめぐって――/濱住真有
ポンペイの壁画にみる主題の統一性――「イアソンの家」g室のタブロー画――/藤沢(今井)桜子
室町時代の南宋院体画に対する認識をめぐって――足利将軍家の夏珪と梁楷の画巻を中心に――/畑靖紀
《サン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラの聖書》の扉画研究――「玉座のカール禿頭王」挿絵、『箴言』扉絵、『使徒言行録』扉絵の予型論的構成について――/加藤ひろみ
カルパッチョ作スキアヴォーニ連作をめぐる一考察/森田優子
〔書評〕大正期における「アヴァンギャルド」の「プロジェクト」について――ジェニファー・ワイゼンフェルド著『マヴォ』を読む/五十殿利治

平成十五年度学会活動報告
平成十五年度支部例会等研究発表要旨
『美術史』投稿規定・編集規定及び執筆細目
編集後記
157号 2004年10月刊 

[本文]  
伝船中湧現観音像の図像と修法 / 泉武夫
幸野楳嶺の絵画理念「十格」とフェノロサ『美術真説』―その作画と教育― / 岡ア麻美
アジャンター第十七窟「ヴィシュヴァンタラ本生図」の物語表現について / 福山泰子
ベラスケス作《マルタとマリアの家のキリスト》に見る初期作品群の諸問題 / 諸星 妙
十六世紀フィレンツェにおける動植物画制作の需要と目的 ―ヤコポ・リゴッツィの動植物画と《トルコ人と動物》連作を中心に― / 和田咲子
ジャクソン・ポロックのマティス受容 / 大島徹也
『パルマ福音書』キリスト伝挿絵の図像プログラム / 桜井夕里子
敦煌莫高窟第二一七窟南壁経変の新解釈 / 下野玲子  
帝国と自由 ―ソドマのスペイン人礼拝堂装飾にみる皇帝礼賛と聖母崇拝― / 松原知生
ジローナ大聖堂所蔵ベアトゥス写本の「キリスト伝」プログラム / 宮内ふじ乃
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール作《大工の聖ヨセフ》― サンダルを履いた聖ヨセフをめぐる一考察 ―  / 平泉千枝
 
第五十七回全国大会記事 
第五十七回全国大会研究発表要旨 
平成十六年度常任委員・委嘱委員・事務分担一覧 
『美術史』投稿規定・編集規定及び執筆細目 
編集後記
158号 2005年3月刊

[本文]
マックス・エルンスト作《カストルとポリュシオン》における雷雲のモティーフと自然現象のテーマ/ 國吉貴奈敦煌莫
高窟第二五四窟北壁の仏説法図をめぐって - 北魏時代中心柱窟の礼拝空間における壁画構想への視座 - /濱田瑞美
当麻寺本「当麻曼荼羅縁起絵」二幅の画面構成 - 当麻をめぐる信仰と本尊「当麻曼荼羅」-/杉野愛
15世紀後半フィレンツェの〈ト ビアと天使〉の流行とサンタ・フェリチタ修道院における大天使ラファエル顕現の奇蹟 /芳賀里惠
隣華院改修と狩野永岳 - 山楽回帰の意味 - /松本直子
洛中洛外図屏風の農耕風景/奥田敦子
光琳蒔絵の特質と展開/ 内田篤呉
ロバート・ラウシェンバーグの《ゴールド・スタンダード》 - 現代美術のグローバル化に関する一試論-/ 池上裕子
名古屋城本丸御殿対面所障壁画「風俗図」に関する一考察 - その政治表象性を中心に- /高松良幸平成16年度学会活動報告

平成16年度シンポジウム・支部例会研究発表要旨
『美術史」投稿規定・編集規定及び執筆細目
編集後記
159号 2005年10月刊

[本文]
岡倉覚三とボストン美術館/久世夏奈子
ギュスターヴ・モロー作《オルフェウス》−新しい神話画の試み−/田中 麻野
トゥッリオ・ロンバルド作、ベルナボ礼拝室のための祭壇彫刻−再解釈の試み−/須網美由紀
「天狗草子」の復元的考察/土屋 貴裕
酒井抱一の画業における国学の影響−「五節句図」に注目して−/宮崎 もも
月岡雪鼎考−画業と需要をめぐる一考察−/西垣  香
観音寺蔵「琴弾宮絵縁起」の基礎的考察−縁起文と景観表現の問題を中心に−/田光美佳子
光琳の蒔絵製作と絵画について/ 江村 知子
室町時代における「梅花寿老図」のイメージ世界−太平の春と寿老人−/ 阿部 朋絵
梅澤記念館蔵「達磨図」にみる禅僧の余技画の意義−特に明兆筆「達磨図」との関わりから−/市川 廣太
藤島武二の朝鮮表象−「装飾画」の観点から−/金 正善
今村紫紅「護花鈴」試論−成立過程と文化史的背景をめぐって−/三上 美和

平成十六年度『美術史』学会賞選考結果及び選評
第五十八回全国大会記事
第五十八回全国大会研究発表要旨
平成十七年度常任委員・委嘱委員・事務分担一覧
『美術史』投稿規定・編集規定及び執筆細目
編集後記
160号 2006年3月刊

[本文]
プロペラと絵画―一九一二年の前衛美術の場所についての一考察/速水  豊
伊勢物語絵百十九段と能〈松風〉―「形見こそ」の和歌を中心に―/大口 裕子
危機克服の政治学における聖母マリア表象―一六三二年ローマにおけるペスト危機克服記念行列とピエトロ・ダ・コルトーナ作行列幟―/新保 淳乃
六波羅蜜寺(西光寺)創建期諸像について/井上 大樹
ニコラ・プッサン作《バッコスの勝利》と《パンの勝利》―リシュリュー城「王のキャビネ陳列室」の装飾における意味について― /望月 典子
中国仏教初伝期に於ける仏像受容の実態に関する一考察―仏像付揺銭樹の視座から―/金子 典正
「擬人化」の図像学、その物語表現の可能性について ―御伽草子『弥兵衛鼠』(慶應義塾図書館蔵)を主たる対象として―/田口 文哉
パリ時代のカンディンスキー――ピカソとの対立をめぐって―/真野 宏子

[研究動向]
中国仏教造像の供養者像―仏教美術史研究の新たな視点―/石松 日奈子      
又兵衛風諸作品の再検討/佐藤 康宏
礼拝堂に描かれた天井壁画の研究と写真/若山 映子

平成十七年度学会活動報告
平成十七年度シンポジウム・支部例会研究発表要旨
『美術史』投稿規定・編集規定及び執筆細目
編集後記
 
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