美術史学会員の皆様へのお知らせとお願い |
平成26年度科学研究費補助金の公募要領等、以下のとおり日本学術振興会のホームページに掲載されたので、お知らせいたします。会員の皆さまには今年度もふるって応募くださるようお願い申し上げます。
日本学術振興会「平成26年度科学研究費助成事業-科研費-の公募について」http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/02_koubo/h26_koubo/index.html
【文部科学省】
・新学術領域研究、特定領域研究、特別研究促進費
http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/boshu/1339062.htm【公募要領ダウンロード】
【(独)日本学術振興会(科学研究費補助金)】
・特別推進研究、基盤研究(S・A・B・C)、挑戦的萌芽研究、若手研究(A・B)、継続研究課題
http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/03_keikaku/download.html【公募要領ダウンロード】
・研究成果公開促進費
http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/13_seika/keikaku_dl.html【公募要領ダウンロード】
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昨年度からの変更点 |
今年度の公募にあたり、昨年度から若干変更点があります。詳細につきましては、同ホームページ公募通知(PDF)をご参照ください。http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/02_koubo/h26_koubo/data/h26_koubotsuchi.pdf
とりわけ、③「日本学術振興会特別研究員(SPD・PD・RPD)の科研費応募に関する制限緩和」は、若手研究者による研究推進をおおいに奨励する試みです。これを機会に、ぜひ積極的に応募してチャレンジしてみてください。
また、平成26年度から研究成果公開促進費の種目「研究成果公開発表」(シンポジウムの企画などの補助)の公募・審査・交付の業務が文部科学省から日本学術振興会へと移りました。
併せてご確認ください。
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「系・分科・細目」改正について |
昨秋(平成25年度)の科学研究費補助金(以下、科研費)分より、「系・分科・細目」の大幅な改正が行なわれ、「美術史」の所属する「分科・細目」が変更されました。これまで「美術史」の所属先は「分科:哲学」、「細目:美学・美術史」でしたが、今回の見直しによって新設された「分科:芸術学」に所属先が変更され、単独の「細目:美術史」が新たに立てられました。
従来は、申請先が「分科:哲学、細目:美学・美術史」と「分科:芸術学、細目:芸術学・芸術史・芸術一般」のふたつに分かれていましたが、改正後、単独の細目「美術史」に一本化され、申請しやすくなりました。また、申請書類(研究計画調書)に記入できるキーワードも大幅に増え、
(1)日本・東洋美術史 (2)西洋美術史
(3)比較美術史 (4)図像学・宗教美術史
(5)建築史 (6)工芸・意匠・服飾史
のなかから選択できるようになりました。
科研費の申請件数は、その学問分野の進展状況を映し出すバロメータとして見られています。今回の細目一本化を機に、会員の皆さまの「分科:芸術学、細目:美術史」(細目番号3002)への活発な応募を期待しています。
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科研費の仕組みについて |
科研費は採択率25パーセントといわれています。この数字は科研費の系、分科、細目の別なく、あてはまるものです。つまり、応募件数の多い細目は採択件数も多くなる仕組みです(前もって決められた予算をその細目の応募者が取り合う仕組みではありません)。同様に、最初の申請が不採択でも、二回目、三回目には採択の可能性が高くなります。
このような科研費の基本的な仕組みを理解して申請すれば、採択への道が開けます。現実には、一度目の申請で採択されたという例はあまり聞きません。不採択を理由に別の研究を一から考え直すよりも、研究課題名は大幅に変えずに、研究の内容や実施計画を見直して再度申請するほうが得策です。科研費は採択率25パーセントといわれています。この数字は科研費の系、分科、細目の別なく、あてはまるものです。つまり、応募件数の多い細目は採択件数も多くなる仕組みです(前もって決められた予算をその細目の応募者が取り合う仕組みではありません)。同様に、最初の申請が不採択でも、二回目、三回目には採択の可能性が高くなります。
このような科研費の基本的な仕組みを理解して申請すれば、採択への道が開けます。現実には、一度目の申請で採択されたという例はあまり聞きません。不採択を理由に別の研究を一から考え直すよりも、研究課題名は大幅に変えずに、研究の内容や実施計画を見直して再度申請するほうが得策です。
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美術史学会代表委員 鈴木 廣之
同 西支部代表委員 根立 研介 |