第66回 美術史学会全国大会

会期 平成25年(2013) 5月10日(金)~12(日)
会場 関西大学千里山キャンパス「百周年記念会館」または「社会学部[第三学舎]」


プログラム

5月10日(金)(12:45 受付開始) 
研究発表 (午後)
第一分科会 (13:15-16:05、会場:関西大学百周年記念会館 第一分科会会場)
13:15-13:55 永昌社蔵呉春景文像と円山四条派 -明治京都画壇の再検討- 中野 慎之(京都府教育庁指導部文化財保護課) 要旨
13:55-14:35 野口小蘋の人物画における明清絵画の影響について 荒井 菜穂美(関西大学) 要旨
 (休憩10分)  
14:45-15:25 紀年銘をもつガンダーラ彫刻の年代について 内記 理(京都大学) 要旨
15:25-16:05 当麻寺金堂四天王像の邪鬼について
-7世紀‐10世紀の東アジア作例の形式分類をもとに-
山田 美季(東京藝術大学) 要旨

第二分科会
(13:15-16:05、会場:関西大学百周年記念会館 第二分科会会場)
   
13:15-13:55 ジャンバッティスタ・マリーノの『ガレリア』と蒐集 -理想と現実のギャラリー- 日塔 理恵子(京都大学) 要旨
13:55-14:35 アポロンとパン -シニョレッリ《牧神の王国》についての一試論- 秦 明子(京都大学) 要旨
  (休憩10分)    
14:45-15:25 グスタフ・クリムト作《哲学》における知の重層的イメージ 園田 恵梨果(関西大学) 要旨
15:25-16:05 ニコラ・プッサン作《バッコスの前のミダス》 -初期神話画における場面選択の特異性- 福田 恭子(慶應義塾大学) 要旨
『美術史』論文賞表彰式(16:15-16:35、会場:関西大学百周年記念会館 第一分科会会場)

総会
(16:45-17:45、会場:関西大学百周年記念会館 第一分科会会場)



5月11日(土) (9:30 受付開始)
研究発表(午前)
第一分科会(10:00-12:00、会場:関西大学社会学部[第3学舎] 第一分科会会場) 
10:00-10:40 浮世絵師溪斎英泉の美人大首絵 -歌川国貞との比較を中心に- 松田 美沙子(慶應義塾大学) 要旨
10:40-11:20 勝川春章筆《美人鑑賞図》の制作背景 -先行図様と実景を中心に- 村瀬 可奈(名古屋大学) 要旨
11:20-12:00 国芳の「背面肖像」における地獄表現の解釈 平井 倫行(國學院大学) 要旨

第二分科会
(10:00-12:00、会場:関西大学社会学部[第3学舎] 第二分科会会場) 
10:00-10:40 バルトロメウス・スプランゲル《知恵の勝利》に関する一考察
-ルドルフ2世の宮廷における武装した女性像の図像的特徴を中心に-
川上 恵理(神戸大学) 要旨
10:40-11:20 アンマンナーティ作《ユノの泉》と図像助言者コジモ・バルトリ 友岡 真秀(東京藝術大学) 要旨
11:20-12:00 ヤン・ファン・エイク作《ファン・デル・パーレの聖母子》
-鸚鵡の象徴性と注文主の救済願望-
杉山 美耶子(慶應義塾大学) 要旨

第三分科会(10:00-12:00、会場:関西大学社会学部[第3学舎] 第三分科会会場) 
 
10:00-10:40 高麗時代における「被帽地蔵」の図像受容に関する考察
-対馬伝来・九州国立博物館像の位置づけをめぐって-
大澤 信(青山学院大学) 要旨
10:40-11:20 両大戦間期の英領インドにおける日本製マジョリカタイルの受容について 豊山 亜希(国立民族学博物館) 要旨
11:20-12:00 青木木米作《色絵金襴手百仙図輪花鉢》について 福永 愛(岡田美術館) 要旨

シンポジウム (午後)
   
国際シンポジウム「油彩への衝動」(英日双方向同時通訳付)    
(13:00-17:00、会場:関西大学百周年記念会館ホール[ 第一、二分科会場])
司会: 岡田 裕成(大阪大学)、加須屋 明子(京都市立芸術大学)
   
13:00-13:10 主旨説明、パネリスト紹介    
13:10-13:40 ヤン・ファン・エイクと油彩の「発明」 マクシミリアーン・マルテンスMaximiliaan Martens(ヘント大学、ベルギー) 要旨
13:40-14:10 印象派の絵画技法と近代性(モダニティ)の誕生 アンシア・カレンAnthea Callen(キャンベラ、オーストラリア国立大学) 要旨
 (休憩 20分)  
14:30-15:00 フィリピンの植民地絵画における変遷の諸側面 パトリック・フローレスPatrick Flores(フィリピン大学) 要旨
15:00-15:30 油彩画の魅惑-17~19世紀 日本における聖画の制作と風景の再現- 岡 泰正(神戸市立博物館) 要旨
(休憩 20分)      
15:50-17:00 ディスカッサント: 池上 裕子(神戸大学)、並木 誠士(京都工芸繊維大学)   

*シンポジウム・パネラーのアンシア・カレン、パトリック・フローレス両氏の招聘に対して、鹿島美術財団の美術に関する国際交流(外国人研究者招致)制度に基づく支援をいただきました。ここに記して深謝いたします。また、マクシミリアーン・マルテンス氏は、平成25年度関西大学外国人招聘研究者として滞在中です。

ポスターセッション「油彩への衝動」
(当番校企画)(17:00-18:00、会場:関西大学百周年記念会館ロビー)
ポスターは期間中ロビーにて展示します。詳しくは大会会場で配布される資料をご覧ください。

同時開催:展覧会「大坂画壇のきらめき」(当番校企画)(会場:関西大学百周年記念会館和室)

5月11日(土)13:00〜18:00のみ開催
 
懇親会 (18:00-20:00、会場:関西大学百周年記念会館ホール[第一、二分科会場])



5月12日(日) (9:30 受付開始) 
研究発表(午前)
第一分科会(10:00-12:00、会場:関西大学社会学部[第3学舎] 第一分科会会場) 
10:00-10:40 曾我蕭白筆《寒山拾得図屏風》について -構図の対照性と意味の重層性に注目して- 江崎 ゆかり(学習院大学) 要旨
10:40-11:20 小杉放庵の東アジア旅行と「東洋趣味」 蔡 家丘(筑波大学) 要旨
11:20-12:00 日本画展示と伝統の解釈 -1931年開催「伯林日本画展覧会」の展示空間を中心に- 江口 みなみ(筑波大学) 要旨

第二分科会
(10:00-12:00、会場:関西大学社会学部[第3学舎] 第二分科会会場)
10:00-10:40 エドゥアール・ヴュイヤールによるイプセン作『棟梁ソルネス』のためのプログラム挿絵について 袴田 紘代(東京藝術大学) 要旨
10:40-11:20 アンリ・マティス「交響楽的室内画」再考 吉川 貴子(早稲田大学) 要旨
11:20-12:00 パブロ・ピカソとモノクローム -《ゲルニカ》の色彩表現をめぐって- 久保田 有寿(早稲田大学) 要旨
    
研究発表(午後)
第一分科会(13:15-16:45、会場:関西大学社会学部[第3学舎] 第一分科会会場)
13:15-13:55 冷泉為恭の大和絵をめぐって 日並 彩乃(関西大学)) 要旨
13:55-14:35 金戒光明寺蔵地獄極楽図屏風 -その基礎的問題について- 石川 温子(学習院大学) 要旨
14:35-15:15 南市町自治会蔵春日宮曼荼羅再考 -制作年代と制作背景- 佐藤 章(慶應義塾大学) 要旨
(休憩10分)  
15:25-16:05 東寺八幡三神像に関する彫刻史的考察 高橋 早紀子(京都大学) 要旨
16:05-16:45 法輪寺の薬師如来像と伝虚空蔵菩薩像について 鏡山 智子(大阪大学) 要旨

第二分科会(13:15-16:45、会場:関西大学社会学部[第3学舎] 第二分科会会場) 
13:15-13:55 「聖母の都市シエナ」の美術形成初期の祭壇画プログラム
-グイド・ダ・シエナ作《十字架を昇るキリスト》の図像分析-
市川 佳世子(ウォーリック大学) 要旨
13:55-14:35 サンス、サン=テティエンヌ大聖堂中央扉口の図像プログラムについて
-基壇部と扉口全体の関係を中心に-
竹村 朋子(名古屋大学) 要旨
14:35-15:15 ヤコポ・ヴィニャーリとサンタ・マリア・ノヴェッラ修道院 坂本 篤史(神戸大学) 要旨
〈休憩10分〉  
15:25-16:05 パルマ、サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ聖堂のコレッジョによる天井画
-図像の生成と解釈に関する一考察-
百合草 真理子(名古屋大学) 要旨
16:05-16:45 バンベルク大聖堂の《騎馬像》と《聖母像》
-『雅歌』の伝統と聖堂彫刻のイメージ・プログラム-
仲間 絢(京都大学) 要旨

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