2012年9月18日 |
美術史学会員の皆様へのお知らせとお願い |
平成25年度科学研究費補助金の公募要領等、以下のとおり日本学術振興会のホームページに掲載されたので、お知らせいたします。会員の皆さまには今年度もふるって応募くださるようお願い申し上げます。
・文部科学省分(新学術領域研究、特定領域研究、特別研究促進費)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/boshu/1324980.htm【公募要領ダウンロード】
・(独)日本学術振興会分(・科学研究費補助金(特別推進研究、基盤研究(S・A・B)、
若手研究(A)) ・ 学術研究助成基金助成金(基盤研究(C)、挑戦的萌芽研究、若手研究(B))
http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/03_keikaku/download.html【公募要領ダウンロード】
・(独)日本学術振興会分(研究成果公開促進費)
http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/13_seika/keikaku_dl.html【公募要領ダウンロード】
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平成25年度の「系・分科・細目」改正について |
今秋、公募の開始される平成25年度の科学研究費補助金(以下、科研費)については、昨年、このページでお知らせしたとおり、10年に一度の「系・分科・細目」の大幅な改正が行なわれました。その結果、「美術史」の所属する「分科・細目」が変更されました。これまで「美術史」の所属先は「分科:哲学」、「細目:美学・美術史」でしたが、今回、5年前の見直しによって新設された「分科:芸術学」に所属先が変更され、単独の「細目:美術史」が新たに立てられました。 昨年度までは申請先が「分科:哲学、細目:美学・美術史」と「分科:芸術学、細目:芸術学・芸術史・芸術一般」のふたつに分かれていましたが、今回、単独の細目「美術史」に一本化され、申請しやすくなりました。また、申請書類(研究計画調書)に記入できるキーワードも大幅に増え、
(1)日本・東洋美術史 (2)西洋美術史
(3)比較美術史 (4)図像学・宗教美術史
(5)建築史 (6)工芸・意匠・服飾史
のなかから選択できるようになりました。
科研費の申請件数は、その学問分野の進展状況を映し出すバロメータとして見られています。今回の細目一本化を機に、会員の皆さまの「分科:芸術学、細目:美術史」(細目番号3002)への活発な応募を期待しています。 |
科研費の仕組みについて |
科研費は採択率25パーセントといわれています。この数字は科研費の種目、系、分科、細目の別なく、あてはまるものです。つまり、応募件数の多い細目は採択件数も多くなる仕組みです(前もって決められた予算をその細目の応募者が取り合う仕組みではありません)。同様に、最初の申請が不採択でも、二回目、三回目には採択の可能性が高くなります。
現実には、一度目の申請で採択されたという例はあまり聞きません。不採択を理由に別の研究を一から考え直すよりも、研究課題名は大幅に変えずに、研究の内容や実施計画を見直して再度申請してみてください。 |
美術史学会代表委員 鈴木 廣之
同 西支部代表委員 根立 研介 |