美術史学会西支部では、美術史学会と公益財団法人阪急文化財団との主催により、下記の要領でシンポジウムを開催いたします。奮ってご参加下さい。
*事前申し込み不要 |
担当:仙海義之委員 |
『1930年代における日本と西洋との美術交流』 |
日時: |
2019年 3月 3日(日) 11:00~17:00 (展覧会観覧は10:00~17:00) |
場所: |
逸翁美術館 マグノリアホール (大阪府池田市栄本町12-27)
交通アクセス: こちら |
定員: |
120名 ※一般公開あり |
主催: |
美術史学会、公益財団法人阪急文化財団 |
併催: |
逸翁美術館2019展示I「西洋ちょこっとアンティーク ─1935年、小林一三の欧米旅行記から」 |
開催趣旨: |
多くの美術家達が滞欧し、芸術運動の興隆を身を以て感じ取ろうとした1920年代。そして日本にもたらされた新たな文化の情報は、1930年代初め「昭和モダン」と呼ばれる一時期の中に昇華しました。西洋文化への憧憬を抱き、近代的な市民社会や西洋風の日常生活を手にした日本人は、この頃、欧米の芸術に対してどのような眼差しを向けたのでしょうか。さらに1930年代の後半、外交面で欧米諸国との間に協調や対立の関係を生んでいく日本は、既に欧米社会を相対化する自律的な視点を培っていたのでしょうか。本大会では、逸翁美術館が開催する、小林一三(1873~1957、阪急や東宝の創業者)による欧米旅行の記録や買い入れた美術品等の展観に因み、各研究者による1930年代へのアプローチを披露する事により、同時代における日本と西洋との文化交流の様相を美術面から照射する機会としてみたいと思います。 |
プログラム: |
10:00 |
受付開始 |
11:00~12:00 |
展観説明「小林一三、1935年~1936年の欧米旅行について」
仙海義之(公益財団法人阪急文化財団 理事・館長) |
12:00~13:00 |
昼食(展示観覧) |
13:00~14:00 |
基調講演「世界大戦のはざまで、1920~30年代の美術動向と日本」
岡泰正(神戸市立小磯記念美術館・神戸ゆかりの美術館 館長) |
14:00~15:00 |
研究発表「1920~30年代に渡仏した日本人画家たちの動向―荻須高徳を中心に―」
河合志穂(稲沢市荻須記念美術館 学芸員) |
15:00~15:10 |
休憩 |
15:10~16:10 |
研究発表「美術と産業の境界線―近代日本陶磁器における欧州の役割―」
前﨑伸也(京都女子大学 准教授)
|
16:10~16:15 |
小休止 |
16:15~17:00 |
座談会 (講演者等による意見の交換) |
|
シンポジウムへの参加方法: |
|
西支部大会への参加を希望される方は、当日10時00分より、逸翁美術館マグノリアホール前にて受付いたします。本メールを紙またはスマートフォン画面等でご提示いただき、資料をお受け取り下さい。聴講希望者多数の場合は、着席いただけない場合があります事を御了承願います。 |
特別展観覧の方法: |
|
西支部大会当日に限り、開催中の「西洋ちょこっとアンティーク ─1935年、小林一三の欧米旅行記から」を開館時間内にご観覧いただけます。逸翁美術館マグノリアホール前受付にて「招待券」をお受け取り下さい。 |
展覧会の詳細: |
|
http://www.hankyu-bunka.or.jp/itsuo-museum/exhibition/1869/ |
お問合せ: |
公益財団法人阪急文化財団 逸翁美術館
〒563-0058 大阪府池田市栄本町12-27
Tel: 072-751-3865 Fax: 072-751-2427 |