担当:板倉聖哲委員 |
タイトル: |
シンポジウム「美術史研究における春画の位置」及び「春画Shunga」展会員特別見学会 |
趣旨: |
ロンドンの大英博物館で、2013年10月3日~2014年1月5日に開催された「春画―日本美術の性とたのしみ」展は87,893人の来場者を記録し、大成功のうちに終わった。その直後の日本開催も検討されたが難航、それを受けた「春画Shunga」展が東京目白の永青文庫で2015年9月19日から12月23日まで開催されることとなった。近年では、森美術館の複数の展示、東洋文庫の90周年記念展(2013年)、三菱一号館の「画鬼暁斎」展(2015年)、福岡市立美術館の「肉筆浮世絵の世界」展(2015年)など、展覧会の一部として春画が展示される機会が増えてきたが、春画と銘打った展覧会は「初」、画期的なものである。
永青文庫展の特徴として、鎌倉・室町時代から江戸時代末までの春画の歴史を概観するもので、美術史の流れの中で、という点を明確に打ち出している。既に美術史学としての春画研究は30年に亘ってなされており、この機会に、これまで学会として扱う機会がなかった「春画」をめぐる諸問題についてのシンポジウムの開催を企画した次第である。2015年度の東支部大会として、春画研究を回顧しつつ、様々な角度から「春画」及び「春画研究」の位置を確認する機会としたい。
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日時: |
シンポジウム「美術史研究における春画の位置」
2015年11月09日(月)13:00~15:00
「春画」展 特別見学会 【休館日のため学会員限定】
同日 16:00~18:00
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場所: |
早稲田大学 小野記念講堂(シンポジウム)
交通アクセス:こちら
公益財団法人永青文庫(特別見学会)
交通アクセス:こちら |
主催: |
美術史学会、公益財団法人永青文庫、早稲田大学総合人文科学研究センター |
共催: |
公益財団法人永青文庫、早稲田大学総合人文科学研究センター |
プログラム:
司会 樋口一貴(十文字学園女子大学准教授) |
13:00~13:10 |
挨拶 三宅秀和(永青文庫学芸課長) |
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「美術史における春画研究の私的回顧」 辻惟雄(MIHO MUSEUM館長) |
13:40~13:50 |
休憩 |
13:50~14:20 |
「近代以降の春画の評価・展示」 石上阿希(国際日本文化研究センター助教) |
14:20~14:50 |
「浮世絵における春画の位置」 内藤正人(慶應義塾大学教授) |
14:50~15:00 |
総括 樋口一貴(十文字学園女子大学准教授) |
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備考: |
※特別見学会参加希望者は、郵送された東支部大会案内状封筒をシンポジウム会場受付にてご提示ください。入館に必要な整理券を配布いたします。(見学会のみの参加はできません)見学会参加費(入館料)として1500円を当日、ご用意ください。
※特別見学会にて「春画」展の前売券はご利用頂けません。
※早稲田大学小野講堂から永青文庫までの地図はこちら |
お問合せ: |
大学生協学会支援センター 美術史学会
E-mail: jahs@univcoop.or.jp TEL:03-5307-1175 FAX:03-5307-1196 |