第63回 美術史学会全国大会


会期 平成22年(2010年)5月21日(金)〜23(日)
会場 学習院大学


プログラム

5月21日(金)(9時10分受付開始) 
9:40-10:20 東京国立博物館所蔵「土蜘蛛草紙」の研究 本多康子(学習院大学) 要旨
10:20-11:00 詫磨栄賀の図様学習とその絵画化
 −交錯する伝統と創意− 
藤元裕二(浅草寺) 要旨
休憩10分   
11:10-11:50 鴟尾の原義について 金子典正(早稲田大学) 要旨
11:50-12:30 鳳凰の足 −「対趾足」図像の起源と伝播− 中野晶子(一橋大学) 要旨
    
研究発表(午後)(13:40-17:10、会場:百周年記念会館1F正堂)
13:40-14:20 獅子窟寺蔵薬師如来坐像造立考 西木政統(慶應義塾大学) 要旨
14:20-15:00 ギリシアの陶器画における空間把握 田中咲子(南山大学) 要旨
休憩10分   
15:10-15:50 《エレウシスのアンフォラ》の神話表現
 −葬礼制度に基づく再検討−
福本薫(筑波大学) 要旨
15:50-16:30 ハドリアヌスの円形浮彫り群の図像解釈について
 −犠牲式図像を手がかりに−
坂田道生(筑波大学) 要旨
16:30-17:10 北アフリカにおける古代末期の地誌表現
 −ハイドラの舗床モザイク《地中海の都市と島々》の創意をめぐって−
瀧本みわ(東京藝術大学) 要旨
    
『美術史』論文賞表彰式17:25-17:45、会場:百周年記念会館1F正堂)
総会(17:45-18:45、会場:百周年記念会館1F正堂) 



5月22日(土) (9時受付開始) 
研究発表(午前)(9:20-12:10、会場:百周年記念会館1F正堂) 
9:20-10:00 ビザンティン画家カリエルギスの画業
 −ヴェリアの救世主キリスト復活聖堂(1314/15年)の
    壁画装飾プログラム− 
橋村直樹(岡山大学) 要旨
10:00-10:40 15世紀ブルターニュ時祷書における祈祷像の多元的考察  田辺めぐみ
(帝塚山学院大学)
要旨
 休憩10分      
10:50-11:30 ロヒール作《七秘蹟祭壇画》に見られる「反対の一致 Coincidentia oppositorum」 −マーテル・エクレシアの図像変遷とその特質− 本橋瞳(立教大学)  要旨
11:30-12:10 15世紀末のフランドル絵画に見られる新たな画面空間構成法の
発想源を求めて −メムリンク作《キリストの受難》の場合−
平岡洋子(東海大学) 要旨
    
研究発表(午後)(13:20-14:40) 
第一分科会(13:20-14:40、会場:百周年記念会館1F正堂) 
13:20-14:00 ピーテル・ブリューゲル(父)作《サウロの回心》に関する一考察
 −作品解釈を中心に−
中田明日佳(京都大学) 要旨
14:00-14:40 バルデス・レアルの二大ヴァニタス画
 −カリダード兄弟会の理念とイエズス会の思想−
豊田唯(早稲田大学) 要旨
     
第二分科会(13:20-14:40、会場:西5号館地下・B1教室) 
13:20-14:00 中国南朝の阿弥陀浄土図の景観と皇帝の苑  三宮千佳(早稲田大学) 要旨
14:00-14:40 大阪・久米田寺所蔵北斗曼荼羅図に関する一考察
 −制作背景を中心に−
宇代貴文(神戸大学) 要旨
     
シンポジウム「美術における宴」(14:50-17:50、会場:百周年記念会館1F正堂) 
 司会: 喜多崎親(一橋大学)      
 パネリスト     
         荒川正明(学習院大学):「東アジア工芸の場合」
         島尾 新(多摩美術大学):「東アジア絵画の場合」
         高橋裕子(学習院大学):「西洋絵画の場合」 
 
 
     
 懇親会 (18:00-20:00、会場:百周年記念会館3F小講堂) 



5月23日(日)(9時受付開始) 
研究発表(午前) 
第一分科会(9:20-12:10、会場:百周年記念会館1F正堂) 
9:20-10:00  ピーテル・ヤンスゾーン・サーンレダムの教会堂内部画
 −1648年作《ハールレムの聖バーフォ聖堂身廊と大オルガン》の
   独自性とその意義−
高野明子
(慶應義塾大学)
要旨
10:00-10:40 モデルの美化の放棄
 −J.-E.リオタールの肖像画と宮廷人のまなざしへの対応−
宮崎匠(東京大学) 要旨
 休憩10分 
10:50-11:30 グスタフ・クリムトによるウィーン大学講堂天井画「医学」について 
 −関連する人物素描にみられるマイブリッジの連続写真の
   受容を中心に−
前田朋美(名古屋大学) 要旨
11:30-12:10 「親密なるスラブ民族」 
 −水上パレード企画に見る総合芸術家としてのムハ−
小野尚子(大阪大学) 要旨
    
第二分科会(9:20-12:10、 会場:西5号館地下・B1教室)
9:20-10:00 近代日本における縄文土器の受容
 −文様から全体造形への階梯−
鈴木希帆
(武蔵野美術大学)
要旨
 10:00-10:40 日本製陶技術の西漸
 −1920年代初頭におけるリーチ・ポタリーでの松林之助の
   活動を中心に−
前崎信也(立命館大学) 要旨
休憩10分      
10:50-11:30 誰が袖図屏風における「定型的」図様形式の展開
 −小袖衣装の描写に関する考察−
奥田晶子
(京都市立芸術大学)
要旨
11:30-12:10 初期の友禅染をめぐる一考察
 −伝伊達綱村所用の友禅染産着を中心に−
木香奈子
(関西学院大学)
要旨
       
研究発表(午後)
第一分科会(13:20-17:30、会場:百周年記念会館1F正堂)
13:20-14:00 ジャック・リプシッツ作《ハゲワシを絞めつけるプロメテウス》
 −1937年のパリ万国博覧会における美術とイデオロギー−
礒谷有亮(大阪大学) 要旨
14:00-14:40 シュトゥットガルト美術アカデミーとバウハウス 青木加苗
(京都市立芸術大学)
要旨
14:40-15:20 フォルクヴァング美術館における展示形式の変遷
 −非西欧へのまなざしと併置的展示の実現−
安永麻里絵(東京大学) 要旨
休憩10分
15:30-16:10 帝政末期のロシア美術における日本美術の受容 福間加容(千葉大学) 要旨
16:10-16:50 フランシス・ベーコン作品に対する批評の転回とその文化的背景
 −イギリス国内における抽象表現主義受容と関連して−
桝田倫広(早稲田大学)  要旨
16:50-17:30 デイヴィッド・ホックニーと〈時〉のパースペクティヴ
 −マルセル・プルースト『失われた時を求めて』との関わりから−
田中麻帆(早稲田大学) 要旨
       
第二分科会(13:20-17:30、会場:西5号館地下・B1教室)
13:20-14:00 近世的「長恨歌図」の一様態
 −婚礼調度としての《長恨歌図屏風》(個人蔵)−
村木桂子(同志社大学) 要旨
14:00-14:40 菱川師宣による徒然草図制作について 阿美古理恵
(国際浮世絵学会)
要旨
14:40-15:20 桜町天皇譲位・桃園天皇受禅における渡辺始興らの
 屏風絵制作について
福田道宏
(奈良県立万葉文化館)
要旨
休憩10分
15:30-16:10 円山応挙の写生−人形、見世物、春画との関係− 加藤弘子
(東京藝術大学)
要旨
16:10-16:50 近世大坂画壇における大岡派・吉村派の再考
 −光明寺資料調査報告を中心に−
高杉志緒
(下関短期大学)
要旨
16:50-17:30 伊藤若冲筆「動植綵絵」研究 田島菜摘(学習院大学) 要旨

 
 
 
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