第57回 美術史学会全国大会
会期 平成16年(2004年)5月21日(金)〜23(日)
会場 慶應義塾大学(三田キャンパス)
プログラム
5月21日(金)研究発表(午前) 北館ホール
9:30-10:10 中国初期仏像の成立事情に関する試論 ―揺銭樹の視座から― 金子 典正(早稲田大学)
10:10-10:50 破損仏の復原を介した日韓古代彫刻史研究の新手法について 大西 修也(九州大学)
11:00-11:40 日・朝交流史における青磁象嵌筒形高麗茶碗の考察 徐 景淑(慶應義塾大学)
11:40-12:20 15世紀末ペルシア・ティームール朝挿絵入り写本『鳥の言葉』 鎌田 由美子(東京大学)
(メトロポリタン美術館、Fletcher Fund,1963.210)の成り立ちについて
総会(13:30-14:30) 北館ホール
シンポジウム(15:00-17:45) 西校舎ホール
「美術史学と隣接領域」 司会 紺野 敏文(慶應義塾大学)
パネリスト 若桑 みどり(川村学園女子大学)
黒田 日出男(立正大学)
高山 宏(東京都立大学)
佐々木 健一(日本大学)
懇親会(18:30-) 東館8階ホール
5月22日(土)
研究発表(午前)
第一分科会 西校舎517番教室
9:30-10:10 平安時代四天王彫像における図像の展開とその典拠について 川崎 暁(慶應義塾大学)
10:10-10:50 平等院鳳凰堂仏後壁前面画の主題 ―「釈迦八相」としての解釈の可能性― 渡辺 里志(東海学園大学)
11:00-11:40 六波羅蜜寺(西光寺)創建期諸像について 井上 大樹(東北大学)
11:40-12:20 禅林寺本山越阿弥陀図の成立をめぐる新解釈の試み 北澤 菜月(慶應義塾大学)
第二分科会 西校舎519番教室
9:30-10:10 模倣者そして創造者としての〈ロアンの画家〉 高木 真喜子(東京芸術大学)
10:10-10:50 マンテーニャ作《パルナッソス》 神谷 久美子(慶應義塾大学)
―フランチェスコ・ゴンザーガ侯の関与をめぐって―
11:00-11:40 マンテーニャの描く大理石と岩山:「芸術家としての自然」とのパラゴーネ 松下 真記(聖徳大学)
11:40-12:20 ジョヴァンニ・ベッリーニ作《聖なる寓意》 佐々木 千佳(東北大学)
の形態の源泉とその創意をめぐって
研究発表(午後)
第一分科会 西校舎517番教室
13:30-14:10 「天狗草紙」の復元的考察 土屋 貴裕(千葉大学)
―称名寺釼阿筆「天狗草紙詞書写本」を手がかりに―
14:10-14:50 観音寺所蔵「琴弾宮絵縁起」の諸問題 田光 美佳子(東京芸術大学)
―縁起文と景観表現の分析を中心に―
14:50-15:30 「粉河寺縁起絵巻」にみるジェンダー 亀井 若菜(学習院大学)
―高野山への対抗的表象としての絵巻―
15:40-16:20 「辻が花」再考 澤田 和人(国立歴史民俗博物館)
16:20-17:00 狩野元信印「富士参詣曼荼羅」について 高橋 真作(成城大学)
17:00-17:40 田能村竹田における「懐友」 日比野 秀男(常葉学園大学)
第二分科会 西校舎519番教室
13:30-14:10 ジョルジュ・ドゥ・ラ・トゥールによる「悔悛者マグダラのマリア」再検討 大谷 公美(慶應義塾大学)
14:10-14:50 アルフォンス・ルグロと素朴さ(naïveté) 安藤 智子(東京大学)
〜《エクス・ヴォト(祈願画)》をめぐって
14:50-15:30 《黄色と金色のハーモニー:バタフライ・キャビネット》 門田 園子(京都大学)
(ハンテリアン・アート・ギャラリー所蔵)について
15:40-16:20 セザンヌとマネ ―その芸術的競争をめぐる一考察― 工藤 弘二(東北大学)
16:20-17:00 ロジャー・フライの「オメガ工房」再考 加藤 明子(慶應義塾大学)
―感性的「共同体」をめざす芸術実践の試み
5月23日(日)
研究発表(午前)
第一分科会 西校舎517番教室
9:30-10:10 アマラーヴァティー大塔の初期造営 島田 明(ロンドン大学)
10:10-10:50 鄭筆『京郊名勝帖』の漢江図について 石附 啓子(慶應義塾大学)
11:00-11:40 光琳の工芸作品製作と絵画 ―竹の表現を中心に 江村 知子(早稲田大学)
11:40-12:20 月岡雪鼎考 ―画業と受容をめぐる一考察― 西垣 香(関西大学)
第二分科会 西校舎519番教室
9:30-10:10 十五世紀後半フィレンツェの〈トビアと天使〉の流行と 芳賀 里恵(東京大学)
サンタ・フェリチタ修道院における大天使ラファエッロ顕現の奇蹟
10:10-10:50 トゥッリオ・ロンバルド作、ベルナボ礼拝室のための祭壇彫刻 須網 美由紀(名古屋大学)
―再解釈の試み―
11:00-11:40 ヘームスケルクがバンディネッリを模写する 越川 倫明(東京芸術大学)
―ヴァティカン宮ベルヴェデーレにおける両者の接点―
11:40-12:20 P.-H.・ド・ヴァランシエンヌの風景画理論の再検討 吉田 朋子(京都大学)
研究発表(午後)
第一分科会 西校舎517番教室
13:30-14:10 藤島武二の朝鮮表象 金 正善(九州大学)
14:10-14:50 古賀春江研究 ―寓意としての超現実 後藤 耕二(福岡県立美術館)
14:50-15:30 国吉康雄の最晩年の人物表現をめぐって ―仮面とマッカーシズム― 星野 睦子(筑波大学)
15:40-16:20 台湾ローカルカラーの戦時動員について 李 淑珠(京都大学)
16:20-17:00 吾妻兼治郎と戦後抽象彫刻の「平面化」 遊免 寛子(大手前大学)
第二分科会 西校舎519番教室
13:30-14:10 マックス・ベックマンの黒 ―輪郭線、色面、文字 浅野 泰子(東京芸術大学)
14:10-14:50 パリ時代のカンディンスキー 真野 宏子(女子栄養大学)
14:50-15:30 スペインにおけるピカソ批評 ―歪められた画家のイメージ 松田 健児
(マドリード、コンプルテンセ大学)
15:40-16:20 空間主義とフォンタナの絵画空間について 谷藤 史彦(ふくやま美術館)
16:20-17:00 ロバート・ラウシェンバーグの《ゴールド・スタンダード》 池上 裕子(大阪大学)
記1. 総会・研究発表・懇親会の出欠を同封の葉書にて4月19日(月)までにお知らせ下さい。なお、総会成立の必要上(美術史学会規約第6条に基づき、全学会員の5分の1の出席が必要)、総会を欠席される会員は委任状をご提出下さい。
2. 大会参加費(1,000円)・懇親会費(7,000円)等は当日、受付で申し受けます。
3. 所属機関長への出張依頼状が必要な方は、機関名・所在地・機関長名を明記の上、美術史学会本部事務局へ4月30日(金)までにお申し込み下さい。
美術史学会本部事務局
〒980-8576 仙台市青葉区川内 東北大学大学院文学研究科美術史学講座内
TEL/FAX 022-711-3302
4. 大会に関する情報は、第57回美術史学会全国大会サイト(http://www.flet.keio.ac.jp/~bibiken/)でもご覧いただけます。
5. 会場へのアクセスについては、同封の会場案内をご参照下さい。なお、5月21日(金)の研究発表・総会の会場(北館ホール)は、それ以後の会場(西校舎)とは異なりますので、ご注意下さい。
6. 宿泊については、斡旋いたしませんので各自ご予約願います。
7. 期間中の昼食は、学内の食堂、大学周辺のレストランをご利用下さい。なお、23日(日)は、学内の食堂をはじめ周辺のレストランの多くが休業のため、お弁当(1,000円)をご用意いたします。ご希望の方は同封の葉書にてご予約下さい。
8. 第57回美術史学会全国大会事務局(当番機関)
〒108-8345 東京都港区三田2-15-45 慶應義塾大学文学部美学美術史学研究室内
TEL/FAX 03-5427-1164(直通) Eメールアドレス bibiken@flet.keio.ac.jp
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