第76回 美術史学会全国大会

令和5年5月26日(金)〜28日(日)
九州大学 伊都キャンパス


プログラム

5月26日(金)
受付 9:00〜 伊都キャンパス・センターゾーン 日本ジョナサン・KS・チョイ文化館
●総会、『美術史』論文賞表彰式 10:00–12:00/日本ジョナサン・KS・チョイ文化館
             (昼休み)
●当番校企画 シンポジウム 「偶然・必然・自然―形象の生成と認識をめぐって―」 13:30–17:40
 ※会場の定員が限られています。定員を超過した場合、別会場にてライブ配信形式でご視聴いただくことがあります。
開催趣旨
1. 基調報告 中唐における水墨山水画成立の意義と現代美術 井手誠之輔
(九州大学)
要旨
2. 報告 浸食と決壊—中世イタリア絵画における流動体としての大理石イメージ— 松原知生
(西南学院大学)
要旨
日本の物質文化におけるチャンス・イメージと「景色」の概念—西洋理論の視点から— アントン・シュヴァイツァー
(九州大学)
要旨
  偶然の戦略—ジャン・アルプ、エルズワース・ケリー、ロバート・ラウシェンバーグ、ゲルハルト・リヒターの事例をめぐって— 河本真理
(日本女子大学)
要旨
  “アクション・ペインティング”再考—「具体」・アンフォルメル・抽象表現主義— 平井章一
(関西大学)
要旨
3. 総合討議 司会:石井祐子(九州大学)、井手誠之輔(九州大学)    



5月27日(土)
受付 9:00〜 伊都キャンパス・イーストゾーン 大講義室
研究発表
〈分科会Ⅰ〉  イーストゾーン大講義室
10:40–11:20 日展の再編とGHQ/SCAP―第4回展(1948年)開催と日展の存続問題をめぐって― 川村笑子
(筑波大学)
要旨
11:20–12:00 ソフィ・カル《眠る人々》における写真とテクストの考察 松田愛
(富山大学)
要旨
(昼休み)
※事前申込者へお弁当の受け渡しがございます(詳細は当日お知らせします)


13:10–13:50 鳥居清長の空間構成―鈴木春信と歌川豊春の影響を中心に― 宮﨑黎
(慶應義塾大学)
要旨
13:50–14:30 英泉、広重画「木曽海道六拾九次」の摺刷技法と表現意図について 常包美穂
(中山道広重美術館)
要旨
14:30–15:10 芳年・年方の活動に見る明治期浮世絵師の開拓 出口眞結
(学習院大学)
要旨
  (休憩)

 
15:30–16:10 「マイスター・フランケ」作《聖トマス祭壇画》後ろ姿のキリスト復活像に関する考察 奥村あゆ
(京都大学)
要旨
16:10–16:50 十字架と聖母の聖心
 
―「フレマールの画家」周辺で制作された《受難の道具をもつ三天使がいる十字架のキリスト》をめぐって―
蜷川順子
(関西大学)
要旨
16:50–17:30 ヒエロニムス・ボス《東方三博士の礼拝三連画》「聖グレゴリウスのミサ」とエルサレム礼拝堂  杉山美耶子
(名古屋大学)
要旨
〈分科会Ⅱ〉  イーストゾーン大講義室  
10:00–10:40 北宋前期開封における巨然と南唐・呉越の遺臣たち 前田佳那
(九州大学)
要旨
10:40–11:20 清時代の倣古の一様相―査士標「倣黄公望富春山居図巻」(東京国立博物館蔵)について― 都甲さやか
(大和文華館)
要旨
11:20–12:00 被帽地蔵の図像成立に関する一考察―西域起源説の再検討― 大澤信
(九州国立博物館)
要旨
(昼休み)
※事前申込者へお弁当の受け渡しがございます(詳細は当日お知らせします)


 
13:10–13:50 東アジアの古墳副葬品と玉虫厨子にみる玉虫装飾の再検討―王権と仏舎利供養の視点から― 王映雪
(ハーバード大学/大阪大学)
要旨
13:50–14:30 東大寺献物帳の書体選択とその時代背景―「国家珍宝帳」を中心として― 川上貴子
(筑紫女学園大学)
要旨
14:30–15:10 国学者と美術家―黒川真頼と小杉榲邨の「日本美術史」構築作業― 佐藤岳流
(京都大学)
要旨
(休憩)

   
15:30–16:10 大分・天福寺奥院木彫群と九州の古代彫刻―悉皆調査からの展望― 末吉武史
(福岡市博物館)
要旨
16:10–16:50 大分・大山寺普賢延命菩薩像の造像背景―「国司随身の僧」としての谷阿闍梨皇慶をめぐって― 森瑞穂
(九州大学)
要旨
16:50–17:30 建久再興東大寺大仏殿四天王立像の像容と役割をめぐる一考察─多聞天像の開口表現に着目して─ 冨岡采花
(京都大学)
要旨
 ●懇親会 17:45–19:45
会場:伊都キャンパス ITRI ITOイトリー・イト(椎木講堂2F)
 


5月28日(日)
受付 9:00〜 伊都キャンパス・イーストゾーン 大講義室Ⅰ
研究発表
〈分科会Ⅰ〉イーストゾーン大講義室Ⅰ
10:00−10:40 王立建造物局総監マリニー侯爵とゴブラン製作所の連作〈神々の愛〉について 小林亜起子
(東京藝術大学)
要旨
10:40−11:20 マリー・ローランサン作《アポリネールの娘》をめぐって 由良茉委
(早稲田大学)
要旨
11:20〜12:00 アッシー教会における「聖なる芸術(アール・サクレ)」論争
 ― ジェルメーヌ・リシエ作《十字架上のキリスト》の撤去をめぐるスキャンダル ―
宮川由衣
(西南学院大学)
要旨

(昼休み)
※事前申込者へお弁当の受け渡しがございます(詳細は当日お知らせします)


   
13:10–13:50 深江芦舟の画風変遷と活動拠点に関する一試論 鈴木えみこ
(郡山市立美術館)
要旨
13:50–14:30 建部巣兆のやまと絵系作品について―《花山天皇出家図》を中心に― 加藤ゆずか
(早稲田大学)
要旨
〈分科会Ⅱ〉イーストゾーン大講義室Ⅱ
10:00〜10:40 仏鬼軍絵巻」の成立環境―十念寺本を中心に― 大澤茉歩
(早稲田大学)
要旨
10:40〜11:20 中之島香雪美術館所蔵「稚児観音縁起」の主題について ― 極楽往生と十一面観音信仰の関係に着目して ― 小池寧々
(須坂市役所文化スポーツ課)
要旨
11:20~12:00 神宮徴古館農業館蔵「唐人物図貝桶」の研究 ―下賜の経緯について― 菊地かの子
(ふくやま芸術文化財団)
要旨
  (昼休み)
※事前申込者へお弁当の受け渡しがございます(詳細は当日お知らせします)


   
13:10–13:50 伽藍神・張大帝の像容の比定について―南宋『鬼董』の記述を通して― 工藤裕司
(同志社大学)
要旨
13:50–14:30 奈良・與喜天満神社天神坐像の忿怒表現について 川北奈美
(京都大学)
要旨
14:30–15:10 習合尊としての荒神の成立―東京・金剛院蔵 忿怒金剛図を中心に― 上村駿介
(青山学院大学)
要旨

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