第72回 美術史学会全国大会

令和元年5月17日(金)〜19日(日)
京都工芸繊維大学 松ヶ崎キャンパス



プログラム

5月17日(金)
受付:12:00〜/於 松ヶ崎・西キャンパス内 センターホール 1階 エントランス

研究発表
〈分科会 I〉 松ヶ崎・西キャンパス内 センターホール    
13:30−14:10 台北故宮博物院蔵「宋人画千手千眼観世音菩薩」像の淵源について 羅翠恂 早稲田大学 要旨
14:10−14:50 山形・宝積院十一面観音菩薩立像再考 村上幸奈 成城大学 要旨
14:50−15:30 大報恩寺六観音菩薩像研究 ――納入経・造形・祈願に着目して―― 森香那子 東北大学 要旨
15:30−15:45 [休憩]
15:45−16:25 隋の莫高窟における弥勒経変相図の成立について 折山桂子 京都大学 要旨
16:25−17:05 根津美術館蔵「春日宮曼荼羅」について
――本地仏と真言宗の関わりを中心に――
岡﨑有紀 岡山県教育委員会 要旨
17:05−17:45 白隠慧鶴筆「大日如来像」に関する考察 柿澤香穂 早稲田大学 要旨
〈分科会 II〉 松ヶ崎・東キャンパス内 60周年記念館1F記念ホール  
13:30−14:10 画家金煥基(キム・ファンギ/1913−1974)の伝統表象
――南北分断後、新国家建設期の韓国における1950年代の制作から――
松岡とも子 総合研究大学院大学 要旨
14:10−14:50 1956年「これが明日だ」展再考 ――「グループ2」の展示を中心に―― 吉村典子 宮城学院女子大学 要旨
14:50−15:30 ロジャー・シモムラの《ミニドカ》シリーズ
――浮世絵イメージの使用と日系人強制収容の記憶――
池上裕子 神戸大学 要旨
15:30−15:45 [休憩]
15:45−16:25 シャルル・ウダール(1855−1931)の版画作品におけるジャポニスム 荒木弘太郎 ソルボンヌ大学 要旨
16:25−17:05 黒人彫刻の「芸術化」に対して稲垣吉蔵の台座が果たした役割
――バーンズ・コレクションを中心に――
田中(稲垣)里芳 慶應義塾大学 要旨
17:05−17:45 1930年代のフランスにおける写真の位相
――グラフィックアート誌『アール・ゼ・メティエ・グラフィーク』を中心に――
礒谷有亮 大阪大学 要旨



5月18日(土)
受付:8:20~/於 松ヶ崎・西キャンパス内 センターホール 1階 エントランス
〈午前の部〉
●研究発表
〈分科会 I〉 松ヶ崎・西キャンパス内 センターホール    
9:20−10:00 尾張徳川家伝来・東京国立博物館所蔵「青磁琮形瓶」の一考察
――近世大名家における中国製青磁製品の受容にみる唐物意識の変遷――
長久智子 徳川美術館 要旨
10:00−10:40 旧幕府引継書 安政六年万延元年『外国人買物』データ分析
――江戸における外国公使たちの工芸品購入と幕府の対応――
西井アカネ
 フランス国立社会科学高等研究院
要旨
10:40−11:20 創作者としての濱田庄司 ――「民藝作家」再考―― 吉河歩香 学習院大学 要旨

〈分科会 II〉
 松ヶ崎・東キャンパス内 60周年記念館1F記念ホール
 
9:20−10:00 和田英作《読み了りたる物語》
――大正期における「読書する女性」の表象――
松久保修平 長崎県美術館 要旨
10:00−10:40 岸田劉生《永遠之女性》における霊肉一致の肯定 西尾真名 笠間日動美術館 要旨
10:40−11:20 平和の表象
――日本占領期の北京における興亜美術展について――
漆麟 京都大学 要旨

◯昼休み 11:20−13:15
   
〈午後の部〉 松ヶ崎・西キャンパス内 センターホール    
●総会、『美術史』論文賞表彰式 13:15−14:45 

[休憩] 14:45−15:00

●当番校企画 シンポジウム「美術とデザインの邂逅」 15:00−17:45
  パネリスト
  並木誠士(京都工芸繊維大学) 吉田紀子(学習院大学)
  熊倉一紗(京都造形芸術大学) 中尾優衣(東京国立近代美術館)
  呉孟晋(京都国立博物館)

  司会・ディスカッサント
  三浦篤(東京大学)
 
 
●懇親会 18:00−20:00 会場:松ヶ崎・西キャンパス内 KIT HOUSE



5月19日(日)
受付:8:20~/於 松ヶ崎・西キャンパス内 センターホール 1階 エントランス 
〈午前の部〉
研究発表
〈分科会 I〉 松ヶ崎・西キャンパス内 センターホール    
9:20−10:00 南蛮屏風に描かれる図様の成立と主題についての考察
――日明貿易に関わる儀礼を通して――
三木沙友理 滋賀県立大学 要旨
10:00−10:40 狩野山雪筆「蘭亭曲水図屏風」について 細川明日香 外務省外交史料館 要旨
10:40−11:20 伊藤若冲の著色画における漆の使用をめぐって
――徽宗憧憬の可能性――
太田梨紗子 神戸大学 要旨
11:20−12:00 「砧蒔絵硯箱」(東京国立博物館蔵)の意匠について
――15世紀の歌絵意匠の展開――
木村真美 学習院大学 要旨

〈分科会 II〉
 松ヶ崎・東キャンパス内 60周年記念館1F記念ホール
 
9:20−10:00 《アキレウスとアイアスの将棋対決を表す群像彫刻》について
――将棋の同時代的意義とアクロポリスの奉納文化に基づく奉納理由の分析――
小松誠 筑波大学 要旨
10:00-10:40 ハンス・メムリンク《聖ウルスラの聖遺物箱》
――ナラティヴによる聖性と救済思想の顕示――
山形美有紀 京都大学 要旨
10:40−11:20 ミケランジェロの素描《ヘラクレスとアンタイオス》
――視点を手掛かりとした群像表現の考察と主題解釈――
新倉慎右
 Bunkamura ザ・ミュージアム
要旨
11:20−12:00 サンタ・マリーア・デル・ポーポロ聖堂キージ家礼拝堂クーポラの解釈について
――惑星、天使、光の作用に注目して――
関大輔 大阪大学 要旨

◯昼休み 12:00−13:30

〈午後の部〉
〈分科会 I〉 松ヶ崎・西キャンパス内 センターホール    
13:30−14:10 三代広重の描く都市 ――江戸・横浜・東京―― 神谷蘭 学習院大学 要旨
14:10−14:50 今村紫紅筆「近江八景」の写実性に関する考察
――「近江八景写生帳」を起点として――
原田礼帆 名古屋大学 要旨
14:50−15:30 近代日本の独立画家の画風変遷と支持層
――大橋翠石を事例として――
村田隆志 大阪国際大学 要旨

〈分科会 II〉 松ヶ崎・東キャンパス内 60周年記念館1F記念ホール
 
13:30−14:10 グエルチーノ《受胎告知》とエスコラピオス修道会 大塚優美 神戸大学 要旨
14:10−14:50 ペーター・フォン・コルネリウスによるグリュプトテーク 「神々の間」「トロイアの間」の装飾について 落合桃子 福岡大学 要旨
14:50−15:30 J.E.ミレイ《シンデレラ》の孔雀の羽根と唯美主義 長尾順子 清泉女子大学 要旨

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