第67回 美術史学会全国大会

会期 平成26年(2014) 5月16日(金)~18(日)
会場 早稲田大学 大隈記念講堂大講堂・小講堂 小野記念講堂 戸山(文学学術院)キャンパス


プログラム

5月16日(金)(受付:大隈記念講堂小講堂(第一分科会会場) 受付開始:09:0) 
研究発表 (午前)
第一分科会 (10:00-12:00、会場:大隈記念講堂小講堂)
10:00-10:40 「北条氏康像」の筆者について 四宮 美帆子 要旨
10:40-11:20 金刀比羅宮本「なよ竹物語絵巻」に関する一考察―似絵との関係性を中心に― 藤田 紗樹(千葉大学) 要旨
11:20-12:00 京都国立博物館蔵「阿国歌舞伎図屏風」に描かれた人々 舘野 まりみ(早稲田大学) 要旨

第二分科会
(10:00-12:00、会場:早稲田大学小野記念講堂)
   
10:00-10:40 レオンの『960年聖書』における「パウロの肖像」をめぐって 毛塚 実江子(共立女子大学) 要旨
10:40-11:20 《コルビー詩編》に於ける文字装飾の伝統と異教図像の源泉
―第51編イニシアルQ「アンチキリスト」を中心に―
安藤 さやか(東京藝術大学) 要旨
11:20-12:00 フランス王家ゆかりの携帯用ポリプティック型聖遺物容器《リブレット》についての一考察 太田 泉 フロランス(東京大学) 要旨

昼休み(12:00~13:15 1時間15分)

研究発表 (午後)
第一分科会 (13:15-17:35、会場:大隈記念講堂小講堂)
13:15-13:55 瀟湘八景の受容の観点からみる伝狩野元信「四季花木草花図下絵山水図押絵貼屏風」 武 瀟瀟(京都工芸繊維大学) 要旨
13:55-14:35 久隅守景筆「四季耕作図屏風」についての一考察 井上 海(学習院大学) 要旨
14:35-15:15 『松浦屏風』の構図と描写における光琳作品との近似性をめぐって 小田 茂一(愛知淑徳大学) 要旨
(休憩20分)
15:35-16:15 絵俳書『両兎林』を読む 梅田 真代(早稲田大学) 要旨
16:15-16:55 鳥文斎栄之の美人画―画風の形成と、独創的表現の確立― 染谷 美穂(しもだて美術館) 要旨
16:55-17:35 宮廷御用の幕末 福田 道宏(広島女学院大学) 要旨

第二分科会
(13:15-17:35、会場:早稲田大学小野記念講堂)
13:15-13:55 アントネッロ・ダ・メッシーナ作《受胎告知のマリア》
―肖像画とイコンのあわい―
衣笠 弥生(京都大学) 要旨
13:55-14:35 マンテーニャ作《夫婦の間》再解釈
―ヘラクレス神話受容にみるフィレンツェへの対抗心―
小松原 郁(同志社大学) 要旨
14:35-15:15 シュテーデル美術研究所収蔵サンドロ・ボッティチェッリ《女性の肖像》
―髪飾りの象徴性とメディチ家―
西川 しずか(慶應義塾大学) 要旨
(休憩20分)
15:35-16:15 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール作《いかさま師》と《女占い師》への一考察
―カラヴァッジョ作への挑戦という視座より―
平泉 千枝(ふくやま美術館) 要旨
16:15-16:55 狩猟塔トーレ・デ・ラ・パラーダと君主教育論
―スネイエルスの狩猟画とベラスケスの哲学者の肖像画を中心に―
山田 のぞみ(北海道大学) 要旨
16:55-17:35 スルバラン作ラス・クエバスのカルトゥジア会三部作
―聖具室装飾の意義をめぐって―
坂本 龍太(早稲田大学) 要旨

総会
(17:50-18:50、会場:大隈小講堂 第一分科会会場)



5月17日(土) (受付:大隈記念講堂大講堂(第一分科会会場) 受付開始:09:30)
研究発表(午前)
第一分科会(10:00-12:00、会場:大隈記念講堂大講堂) 
10:00-10:40 神々の臨席―パルテノン・フリーズにおける見えない神― 中村 るい(高知大学)
長田 年弘(筑波大学)
要旨
10:40-11:20 15世紀、朝鮮王朝仏画にみられるチベット的要素をめぐって
―昭恵王后による明仏教文化受容の一側面―
李 智英(九州大学) 要旨
11:20-12:00 東京国立博物館所蔵十二ヶ月花鳥和歌巻の制作背景について
―後水尾院との関係を中心に―
遠藤 楽子(東京国立博物館) 要旨

第二分科会
(10:00-12:00、会場:大隈記念講堂小講堂) 
10:00-10:40 唐招提寺伝衆宝王菩薩立像・伝獅子吼菩薩立像の造立意図について 真田 尊光(早稲田大学) 要旨
10:40-11:20 池大雅筆「楡枋園図巻」について
―中国の園林文化・別業図の受容と真景図への展開―
横尾 拓真(東京大学) 要旨
11:20-12:00 イサム・ノグチ《広島の亡き人々のための記念物》、その構想の推移について 越前 俊也(同志社大学) 要旨

昼休み(12:00~14:40 2時間40分)
 

『美術史』論文賞表彰式 (14:40-15:10、会場:大隈記念講堂大講堂)
   

休憩(15:10-15:20)
   

招待講演
(15:20-17:30、会場:大隈記念講堂大講堂))
   
15:20-16:20 神像研究とわたし 伊東 史朗 要旨
16:30-17:30 ラヴェンナの皇帝モザイク―造形原理的・発展史的考察― 越 宏一 要旨
 
懇親会 (18:00-20:00、会場:リーガロイヤルホテル東京 2階ダイヤモンドの間)



5月18日(日) ( 受付:戸山キャンパス36号館3階382(AV2)教室(第二分科会会場) 受付開始:9:30) 
研究発表(午前)
第一分科会(10:00-12:00、会場:戸山キャンパス38号館AV教室) 
10:00-10:40 「山水の変」の新解釈
―呉道玄、李思訓、李昭道の役割及び文人山水の起源について―
張 嘉慧(慶應義塾大学) 要旨
10:40-11:20 釈迦金棺出現図
―所依たるテキストと制作背景―
富岡 優子(北九州市立自然史・歴史博物館) 要旨
11:20-12:00 醍醐寺本閻魔天画像に関する一考察 樋口 美咲(早稲田大学) 要旨

第二分科会
(10:00-12:00、会場:戸山キャンパス36号館3階382(AV2)教室)
10:00-10:40 ヤン・ファン・エイク作《ロランの聖母》について
―下絵の変更に関する考察を中心に―
佐藤 龍一郎(東京大学) 要旨
10:40-11:20 17世紀におけるポッツォーリ大聖堂内陣装飾画の主題と配置に関する復元的考察 川合 真木子(東京藝術大学) 要旨
11:20-12:00 「モニエ街」連作にみるマネのレアリスム
―近代都市パリとその社会への画家の眼差し―
松田 冬桜子(学習院大学) 要旨

第三分科会
(10:00-12:00、会場:戸山キャンパス36号館5階581教室)
10:00-10:40 ディエゴ・リベラの「パン・アメリカ主義」
―《この大陸にある北と南の芸術表現の結婚》(1940年)におけるメキシコの文明の表象―
中山 龍一(大阪大学) 要旨
10:40-11:20 抽象表現主義の初期作品における神話的モチーフ―目と英雄― 武笠 由以子(東京藝術大学) 要旨
11:20-12:00 ハンス・ホフマンの作品におけるイメージ再考―《偶像崇拝者I》の象徴的意味について― 竹田 訓子(一橋大学) 要旨

昼休み(12:00~13:15 1時間15分)

研究発表(午後)
第一分科会(13:15-16:45、会場:戸山キャンパス38号館AV教室)
13:15-13:55 《餓鬼草紙》(京都国立博物館蔵)の制作背景について
―大徳寺伝来《五百羅漢図》を手がかりに―
井並 林太郎 (同志社大学) 要旨
13:55-14:35 浄瑠璃寺吉祥天立像の作風
―鎌倉時代的体勢表現と立体造形にみられる特質について―-
内山 美代子(神奈川県立歴史博物館) 要旨
14:35-15:15 高階隆兼の画業再考―「絵仏師」としての一面に注目して― 橋本 遼太(大阪大学) 要旨
(休憩20分)  
15:35-16:15 逸見一信筆「五百羅漢図」と増上寺学僧の戒律思想―袈裟と十八物の観点から― 白木 菜保子 (九州大学) 要旨
16:15-16:55 狩野芳崖筆「仁王捉鬼図」の主題―黎明期の美術展覧会における画題の模索― 中谷 有里 (高知県立美術館) 要旨

第二分科会(13:15-17:35、会場:戸山キャンパス36号館3階382(AV2)教室) 
13:15-13:55 ジョルジュ・スーラ作《ポーズする女たち》に関する一考察 ―モデルを中心に― 小野寺 結(神戸大学) 要旨
13:55-14:35 ギュスターヴ・カイユボットの「洗濯物連作」に関する一考察 山口 めぐみ(学習院大学) 要旨
14:35-15:15 19世紀後半のセイレーン図像
―フレデリック・レイトン《漁夫とセイレーン》を中心に―
豊嶋 乃女 (神戸大学) 要旨
〈休憩20分〉  
15:35-16:15 エゴン・シーレ作品における現存しない絵画《孤独な修道士》の一考察 金田 佳子 要旨
16:15-16:55 ボッチョーニの記憶―第一次世界大戦後の未来派運動の展開をめぐって― 太田 岳人(筑波大学) 要旨
16:55-17:35 ルネ・マグリットの印象派的作品群(1940年代)における墓の形象―《彼岸》(1938年)との関連について― 吹田 映子 (筑波大学) 要旨

第三分科会(13:15-17:35、会場:戸山キャンパス36号館5階581教室) 
13:15-13:55 小林清親の光線画―人物および大気現象の描写を中心に― 永谷 侑子(慶應義塾大学) 要旨
13:55-14:35 日清戦争期における小林清親の戦争錦絵 市村 茉梨(関西大学)) 要旨
14:35-15:15 森田子龍の古典回帰について―革新的な書の礎としての古典研究― 向井 晃子(神戸大学) 要旨
〈休憩20分〉  
15:35-16:15 橋本平八《裸形少年像》の鑿跡をめぐって 福江 良純(北海道教育大学) 要旨
16:15-16:55 福島秀子の絵画̶̶―戦後の人間像と抽象の方法― 中嶋 泉(明治学院大学) 要旨
16:55-17:35 岡本太郎と文庫・新書による美術出版 ―昭和30年前後の出版界と美術受容― 春原 史寛(群馬大学) 要旨

All Rights Reserved, Copyright(C) 2002- The Japan Art History Society